HTMLを学びたい人にとっては、タグ挿入コマンドを使用したときに現れるダイアログで、タグとそれに付随する属性とを自然に覚えることができ、記述済みのタグを修正する場合も、再編集コマンドを利用すれば、入力時と同じダイアログが現れるので安心して編集できる。事前に多少の設定は必要だが、HTMLの文法チェック機能を利用すれば、W3Cの勧告に従った正しいページ制作を学ぶのに役立つ。

一方、エディタスタイルのタグ編集に慣れた人には入力支援機能が便利だ。タグの一部を入力すると、それにともなって関連する終了タグや属性値などがポップアップ表示されるので、スピーディに編集を行える。

文法的に誤っているものは候補に表示しないよう、あらかじめ設定されていたり（OFFにすることもできる）、表示する候補を「要素」「属性」「属性値」の3タイプから選べるようになっていたり（初期設定ではすべてを表示）するあたりも親切だ。

編集補助機能も充実しており、大規模なサイトの構造をチェックしたり、複数のサイトを切り替えながら編集したりといった作業にも適している。

WYSIWYGタイプのエディタにもの足りなくなり、スタイルシートを駆使した緻密なページレイアウトを行ったり、文法的に正しいサイト制作を目指したりといった方には特にお勧めできる。