1回の操作でウィンドウを四隅や上下端に移動でき、しかも必要に応じてサイズを幾通りにも変えられる、とても便利なソフト。特に、デスクトップをいくつものウィンドウで分割したいときには重宝するだろう。きれいな整数比(2/3、1/2、1/3)で瞬時にウィンドウを並べることができる。【Windows】+【0】は、キー位置と関連しない特殊な動きとなっている。「縦3/4×横3/4で中央」→「縦1/4×横1(上から下へ順に移動)」→「縦1/2×横1で中央」→「縦1×横1/2で中央」→「縦1×横1/4で(左から右へ順に移動)」というように、位置とサイズが徐々に変化する。
最近は、大きな画面サイズのディスプレイを利用しているユーザも多いと思うが、フルHD(1920×1080)以上の大きさがあれば、4〜6個のウィンドウを開いたとしても、実用に堪えるサイズで使えるはずだ。
なお、利用できるのはテンキーのみで、キーボード上部の数字キーには対応していない。モバイルノートパソコンなどで使う場合にはテンキーの増設が必要になるので、注意されたい。
(坂下 凡平)