不要なファイルを安全に削除・整理し、Macをクリーンな状態に保つ「CleanMyMac」の新バージョン。「CleanMyMac」は、Mac内のさまざまな不要ファイルを検出し、まとめて削除できるソフト。システムや操作に影響を与えない、安全に削除できるファイルを検出し、安心してクリーンアップを行えることが特徴。日ごろは使用しない外国語の言語リソースなどを削除して、ディスクの無駄をなくし、動作の高速・安定化を図る。新バージョン「2」では、ユーザインタフェースが一新され、メニューがシンプルになったほか、すべておまかせの「自動クリーンアップ」が追加され、起動から2ステップで処理を実行できるようになった。
使い方は簡単。基本的な操作は、
- 起動後に「自動クリーンアップ」を選択し、
- メイン画面下部のボタンを2回クリック(「スキャン」→「クリーンアップ」)
するだけ。削除対象のファイルをリストで確認した上で、個別に削除の可否をユーザが判定することも可能だ。“手動”によるクリーンアップメニュー項目は4種類。
- システムクリーンアップ(ユーザキャッシュ、システムキャッシュ、ユーザログ、システムログ、破損した環境設定、破損したログイン項目、言語ファイル、ユニバーサルバイナリなど)
- 大容量クリーンアップ(不要な大容量ファイル、古いファイル)
- iPhotoクリーンアップ(iPhotoの画像編集で作られる作業中データなど)
- ゴミ箱クリーンアップ(外付けディスクドライブやiPhotoのゴミ箱を含む)
クリーンアップは、どのメニュー項目でも、項目ごとのすべての対象ファイルを抽出する“一括処理”が基本だが、各メニュー項目内で対象のファイル種類をあらかじめ設定し、環境や目的に応じた処理を選ぶこともできる。アプリケーションのアンインストール機能も備える。プログラム本体だけでなく、ログファイルやジャンクファイルなど、関連するファイルをスキャンし、削除することも可能。現在のシステムでは非対応のアプリケーションも抽出できる。さらに、アプリケーションの環境設定やライブラリを削除し、インストールした直後の初期設定に戻すことも可能だ(リセット機能)。
スケジュール機能もあり、定期的にクリーンアップが実行されるよう設定できる。処理の際に通知させることも可能だ。
そのほか、
- 機能拡張マネージャ(機能拡張項目(プラグイン、ログイン項目、辞書など)の無効化・削除)
- シュレッダー(指定ファイル/フォルダの完全消去)
- ゴミ箱のサイズをモニタ(ゴミ箱内の合計ファイルサイズが指定以上になると通知)
といった機能も搭載する。