軽快な動作+堅牢な防御力で高い評価を得る総合セキュリティ対策ソフト「ESET セキュリティ ソフトウェア」シリーズの新バージョン。製品体系が一新された。「ESET ファミリー セキュリティ」は、アンチウイルス、ファイアウォール、迷惑メール/フィッシング詐欺対策、ペアレンタルコントロールなどの機能でパソコンを守ってくれる、パーソナルユーザ向けの総合セキュリティ対策ソフト。紛失したパソコンのデータ保護や発見に役立つ盗難対策機能、Facebookの保護機能なども備える。今回からラインナップが一新され、「ESET ファミリー セキュリティ」では、Windows/Mac/Androidの各プログラムから利用したいものを5台分選ぶことができる。Windows用として利用できるプログラムは「ESET Smart Security V6.0」、Mac用は「ESET Cyber Security Pro V5.0」、Android用は「ESET Mobile Security for Android V1.1」となっている。
インストール直後からパソコンに常駐して監視を開始。リアルタイムでウイルスチェック、フィッシング詐欺や有害サイトのブロック、迷惑メール対策などを行う。
ユーザが任意に実行できるマニュアルスキャンには、
- ワンクリックでローカルドライブをスキャンできる「スマート検査」
- スキャン対象のドライブ/フォルダを指定できる「カスタム検査」
- CD/DVDやUSBなどをスキャンする「リムーバブルメディア検査」
の3種類がある。保護設定の内容は「コンピュータ」「ネットワーク」「Webとメール」「ペアレンタルコントロール」に分けられている。「コンピュータ」では、リアルタイムファイルシステム保護、Microsoft Officeドキュメントの保護、リムーバブルメディア保護、盗難対策、ゲームモード、アンチステルスなどの有効/無効を選択・指定できる。詳細設定では、リアルタイムスキャンの対象や実行タイミングの設定、リムーバブルメディアマウント時の動作やアクセス制御などを指定できるようになっている。
「ネットワーク」では、ファイアウォールのON/OFFの切り替えや、すべてのネットワークのブロックといった基本的な設定に加え、自動フィルタリング/対話フィルタリングモードの選択、ネットワークのゾーン設定、ファイアウォールのプロファイル設定、ルールのカスタマイズなどを行える。
「Webとメール」で選択・指定できるのは、Webアクセス保護、電子メールクライアント保護、迷惑メール対策、フィッシング詐欺対策。詳細設定では、アクセスを許可するアドレスやブロックするアドレスの管理、電子メールのスキャン対象や感染時の処理方法の指定、フィッシングサイトの報告などを行える。
「ペアレンタルコントロール」では、Windowsのユーザアカウントと連携し、ユーザごとにアクセスできるサイトを制限したり、例外を指定したりすることが可能。サイトは「娯楽」「IT」「ニュース」などに分類され、チェックボックスにマークするだけで、簡単に選択できる。
設定項目のうち、名前に「保護」「対策」と付いているものやファイアウォールでは、最短10分から最長4時間までの間や再起動までの間を無効にしたり、「自動的に有効にしない」を指定したりすることが可能。ネットワークのブロックや保護のON/OFFの切り替えは、タスクトレイメニューからも行える。
スキャンや自動アップデートなどのスケジュール管理、スキャンの結果、隔離されたオブジェクトの確認、検出された脅威に関する統計情報の確認などは「ツール」画面で行える。さらに「ツール」画面では、
- スキャン結果やイベントログなどの参照
- ドライバやアプリケーション、レジストリなどの状態の総合的な記録(ESET SysInspector)
- 実行中プロセスの一覧表示
- ネットワーク接続されたプロセスごとの通信速度の表示
- 不審なファイルや誤検出したファイルの提出
- レスキューCDの作成
- Facebookのアカウント保護(プロフィールやコンテンツの検査)
なども行える。そのほか、パソコンの紛失時にアカウントを使用不能にしたり、ネットワークの接続情報やWebカメラで撮影した画像から、現在の場所を特定したりできる「アンチセフト(盗難対策)」機能を新たに搭載した。