仲間とともに迷宮を次々と攻略してゆく、シンプルなファンタジーRPG。酒場の客のセリフから「次に攻略すべき場所」の見当をつけ、順番通りにクリアしてゆこう。魔界討伐戦で亡くなった兄たちの遺志を継ぎ、若き主人公は旅立つ
「新・魔界伝説」は、仲間とともに敵と戦いながら、複数のエリアに分割された基本マップを攻略してゆくファンタジーRPG。かつて伝説の勇者たちが魔界を制圧した「南の島」を舞台に、親衛隊長「ローランド」の四男である士官候補生の青年(名前はプレイヤーが付ける)が主人公として活躍する。主人公の兄の一人はフリーの冒険者として、また二人は伝説の勇者の仲間の冒険者として魔界討伐戦を戦い、激闘の末に亡くなった。現在は「七聖廟」に祀られている。
主人公は、亡き兄たちの遺志を継ぎ、強き真の男となるための試練を求めて、「北の森」への冒険の旅に出立する。森の奥には最近、怪しい動きが感じられ、森全体の治安も悪くなり、悪人が増えているという。このままでは再び魔界の脅威が復活する可能性もある。両親の期待を一身に背負い、旅立つ主人公の行く手に待ち受ける結末は……。
北の森で出会ったキャラを仲間にし、協力しあいながら冒険を続けよう
当初、主人公の仲間になるのは二人。一人は、軽業師の「風魔小太郎」。北の森の中にある村の村長の息子だが、旅に出ている間に、村は謎の集団に襲われて全滅。母と弟を殺されてしまう。そのことを村に立ち寄った主人公から知らされ、主人公とともに旅をし、襲撃犯を探し出す決意をする。
もう一人は、凄腕の戦士「黒頭巾」。記憶をすべて失い、自分の名前すら覚えていない。主人公と小太郎の説得により、二人とともに、記憶を取り戻すための旅を続けることになる。
まずは「小太郎」「黒頭巾」とともに、「ざこ」「わるいやつ」「ちんぴら」などの悪党と戦い、経験値を稼いでレベルを上げ、稼いだお金で装備を拡充する。ゲーム序盤は人間の小悪党が敵だが、ひと通り倒したあとはモンスターなどが敵として登場する。ゲーム中盤以降に備え、主人公たちの強化は十分に行っておきたい。
戦闘では魔法を使えないが、代わりに特技を覚えて繰り出せる
主人公は「七聖廟」を訪れたあと「北の森」に向かい、冒険を続けてゆく。北の森は、いくつものフィールドに区切られている。各フィールドには都市が一つと、いくつかの攻略すべき迷宮などが配置されている。
初期状態では何らかの妨害により、フィールドからフィールドに移動することはできない。現在のフィールドに設けられたクエストをすべてクリアすることで、はじめて次のフィールドへの移動が解除される。
敵との戦闘はランダムエンカウントで発生。ただし、敵の館内部などでの戦闘は純粋なランダムエンカウントではない(ようだ)。
戦闘は、オーソドックスなターン制のフロントビュー形式。「新・魔界伝説」では、味方は魔法を使うことができないが、その代わりTPを消費することで、特技を繰り出すことができる。特技を上手に使い、戦闘を有利に進めよう。