強力な編集機能を備えたスクリーンキャプチャ。取り込んだ画像の立体化や吹き出しの追加なども可能。「SnapDraw Free」は、デスクトップ全体やウィンドウなど、目的のアイテムをワンタッチで取り込み、見る者への訴求力を高めるために、キャプチャ画像に対してさまざまな編集・加工を行うことができるソフト。画像に枠や余白を追加したり、サイズを変更したり、図形・文字を追加したりすることが可能。画像の一部を拡大表示する「虫眼鏡」を追加することもできる。レイヤに対応し、複数のキャプチャ画像を重ねて編集・保存することも可能だ。
キャプチャできる対象(範囲)は、
- デスクトップ全体
- ウィンドウ(ダイアログを含む)
- オブジェクト(バーやボタンなどのパーツ、メニューなど)
- 透明ウィンドウ(影付きでキャプチャ)
- マルチモニタ時のすべてのデスクトップ
の5種類。ツールバーには対象ごとのボタンが配置され、ワンクリックでキャプチャを実行できる。キャプチャ対象の指定はマウスカーソルで、またキャプチャの実行は【Enter】キーで行うことができ、マウスで開くメニューも簡単にキャプチャすることが可能だ。キャプチャした画像は、BMP/PNG/JPEG/JNG形式でファイル保存することが可能。編集中の画像を独自形式で保存することもでき、編集作業をやり直したり、いったん中断してから再開したりもできる。
画像編集機能は強力。キャプチャ画像を思いのままに加工できる。編集機能は、メイン画面左側の「Scene」「Tools Library」パネルにまとめられている。「Scene」では、画像の回転や鏡面反射(鏡を置いたように上下逆さの反転像を加える)を行えるほか、背景色または背景画像の追加、余白の設定、枠線やウォーターマーク(テキストまたは画像)の追加、リサイズなどを行える。
「Tools Library」では、画像にテキストや図形、(別の)画像を追加することが可能。追加できるのは直線や矢印、テキスト、四角形、円・楕円、テキスト入りの吹き出し、飾り矢印、飾り数字など。追加したオブジェクトの位置やサイズの調整も行える。
「Tools Library」の中でも、特にテキスト入りの吹き出しを追加する「Callout」、飾り数字を追加する「Numberings」には、ポップなものからオーソドックスなものまで、さまざまなタイプが揃う。「Callout」は50種類、「Numberings」は30種類ほどが用意されている。さらに、カラフルなパターンのテキスタイル(模様)や、フェイスマーク、ソーシャルサイトの記号などの「絵文字」を画像に貼り付けることも可能だ。
ユニークな「Magnifiers(虫眼鏡)」ツールもある。キャプチャ画像を部分的に拡大表示できるもので、レンズ・虫眼鏡型だけでなく、液晶モニタ型、写真フレーム型など、約20種類のデザインから好みのものを選択できる。
キャプチャ画像にパースをつけて、立体的に見せることも可能。操作は、四隅のポインタをマウスでドラッグするだけと簡単だ。