ハードディスクの断片化解消、最適化を行う高機能デフラグソフトだが、まず驚くのはメイン画面に大きく表示される円盤だ。これをハードディスク内のディスクに見立て、断片化の状態を確認したり、デフラグの様子を確認したりすることになる。こうしたスタイルを採っているのは「よく使うファイルは、アクセスしやすいディスクの外側へ」という、「UltimateDefrag」の特徴的な機能を活かすため。使用頻度の高いファイルを、ハードディスクの機械的動作が少なくてすむ(つまり、物理的な負担を軽減し、なおかつ時間を短縮する)外側に配置するのは理に適っている。より効果的なデフラグが期待できるというわけだ。
「Auto」モードでのデフラグはそれだけ処理にも時間がかかってしまうが、「UltimateDefrag」には6種類のデフラグモードが用意されているので、ハードディスクの状況や必要に応じて使い分けるのがよいだろう。英語のソフトではあるが、操作に困難さを感じることはないはずだ(日本語化パッチファイルもある。TiltStr::不定期版: UltimateDefrag ver1.0.1.72 - 日本語化パッチからダウンロードできる)。
(土屋 佳彦)