「復活」対象をファイルの種類(拡張子)で指定できる復元ソフト。シンプルな画面デザインで、はじめてでも使いやすい。「Recover Files」は、ごみ箱からも削除してしまったファイルや、誤ってネットワーク共有から削除されてしまったファイル、ほかのアプリケーションやウイルスなどによって削除されてしまったファイルなど、通常ではもとに戻せないファイルを復元できるソフト。削除ファイルは「種類(拡張子)」または「フォルダ」単位で確認でき、さらにファイル名やファイルサイズなどの条件で絞り込める。ファイルの状態(復元可能性)は5段階で示される。FAT16/32、NTFS/NTFS 5の各ファイルシステムに対応する。
使い方は簡単。起動後、
- 対象のドライブを選択して、「解析」を実行
- 解析終了後、メイン画面右側に表示された削除ファイルから「復活」対象を選択
- 「復活」を実行
するだけでよい。解析の進捗状況は、メイン画面上部のプログレスバーに表示される。解析は、複数のドライブを対象に一括実行することが可能。解析結果は、ファイルの種類別(デフォルト)またはフォルダ別で切り替えて確認でき、種類別では「HTMLドキュメント」「ZipFile」「アプリケーション拡張(DLLなど)」などで分類表示される。解析結果で確認できるのはファイル名、パス、ファイルの状態(復元可能性)、ファイルサイズ、ファイルの作成日・変更日の各項目。さらに、現在表示されている解析結果リストを、- ファイル名のすべてまたは一部
- ファイルサイズ
- ファイルの変更日または作成日
などの条件で絞り込むこともできるようになっている。ファイルの状態(復元可能性)は「非常に良」「良」「中」「悪」「上書き済み」の5段階で表示される。ユーザは、解析結果リストで目的のファイルを選択し、「復活」を実行すればよい。解析結果リストでは「一時ファイルを非表示」「上書き済みファイルを非表示」を指定することも可能だ。
「復活」時には、ファイルの復元先を指定できるほか、
- フォルダの構造を保持する
- 代替データストリームを回復する
- スマートリカバリを使用する
の各オプションを指定することもできる。