天文ファン、宇宙ファンにとっては、涎が出るようなソフト。圧倒的な迫力で宇宙を見ることができる。きれいな画像を3Dで見られるだけでも堪らないことだが、時間を操作することで、彗星の姿や惑星と衛星の位置関係など、最も美しいと感じる画像を探し出して見ることができるのだ。基本的なシステムに含まれる画像でも十分に感動的なのだが、新しい画像を追加できるのもすばらしい。有名な馬頭星雲やかに星雲の画像、太陽の詳細画像や木星、土星の衛星画像など、多くの画像が公開されている。「2001年宇宙の旅」や「スタートレック」「スターウォーズ」など、人気映画の画像もあり、映画の中に入ってゆく気分にもなれる。
海外製のソフトだが、初期状態で日本語に対応しており、メニューや「太陽系ブラウザ」などのナビゲーション機能は日本語で使うことができる。一部、時刻設定ダイアログなどで、2バイト文字が文字化けするなどの現象も見られるが、大きな影響はない。
最初は太陽系内やいくつかの知っている星に行ってみることからはじめることになるだろう。それでも十分楽しいが、広大な宇宙のこと、奥は相当に深い。じっくりと楽しめるソフトだ。
(土屋 佳彦)