ターン制のダンジョン探索型RPG。バスケットを持ったメイドさんが、モンスターが数多く徘徊する地下ダンジョンに潜って大活躍する。モンスターだらけのダンジョンを、メイドさんを操って突き進む
「タクティカルダンジョン」は、アイテムを駆使してモンスターと戦いながら、ダンジョンの深部へと潜ってゆくRPG。メイドさんを操作して、地形や敵、アイテムの配置が毎回変わる地下ダンジョンを潜り抜け、最深部にいるボスを撃破することが目的。登場する敵は約120、アイテムは約160と豊富。アイテムの合成システムも用意されている。
ゲームの主人公は「エリス」。職業はメイドさんだ(なぜ、メイドさんがモンスターだらけの危険なダンジョンの中を探索しているのか」といったストーリーなどはない)。ゲームは地下1階からはじまる。各フロアは14×14のマスで構成され、スクロールすることなく、マップ全体を把握できる。
ゲームの目的は「エリスを操ってダンジョンの階を下り続け、深層にいるボスを撃破する」こと。ただし、ダンジョンの各フロアには敵モンスターが徘徊し、さまざまなトラップも仕掛けられている。モンスターなどから受けたダメージでエリスのHPが0になり、倒れてしまうとアウト。稼いだレベルやアイテムをすべて失った状態でダンジョンから追放され、再び1階からの冒険となる。フロアの地形やモンスター、アイテムの配置は毎回ランダムに変化するため、対策を練ることもできない。
マウスとキーボードを併用でき、操作性は良好
操作はマウスだけでも行えるが、一部機能に割り当てられたショートカットキーと併用するのが便利。ターン制になっており、冒険に出ると地下1階のエリスのターンからはじまる。1回のターンでは「移動」「行動」をそれぞれ1回ずつ行うことが可能。どちらを先に行うかは、マウスの右クリックで自由に切り替えられる。
「移動」モードでは、エリスの移動可能なマスが青くなり、当該マスをクリックすることで移動が確定する。移動しないときは自分の足もとのマスをクリックすればよい。「行動」モードでは、エリスの前後左右4マスが赤くなり、当該マスのクリックで攻撃できる。自分自身が立っている緑のマスをクリックした場合は「待機」。待機すると、半径2歩以内の罠を見破ることができる。移動や攻撃をせずにターンを終えると、ターン終了時の自然HP回復の量が増える。HPが減っているときには、移動や行動を控えるのも有効な手だ。
ショートカットキーは、
- 【W】/【S】/【A】/【D】:上下左右のマスに対する攻撃またはアイテムの使用
- 【Q】:移動先を現在の位置で決定
- 【E】:足もとのアイテムを拾う(交換)
- 【Shift】:アイテムの使用(装備)。アイテム未選択状態では待機
- スペースキー:詳細ステータスの表示/非表示の切り替え
となっている。ダンジョン内に落ちているアイテムで、エリスをどんどん強化しよう
総数160を超えるアイテムの豊富さと、アイテムの合成システムは「タクティカルダンジョン」の特徴のひとつ。エリスがアイテムの上に移動すると、当該アイテムは自動的にアイテム欄に登録される。アイテム欄の枠は全部で20。これとは別に、初期状態でバスケットに2個までアイテムを入れることができる。バスケット内のアイテムは装備することができない代わり、盗まれたり呪われたりすることもない。パンや保護したいアイテムを入れておくとよい。キャパアップの本を使用すれば、バスケットの容量を増やすこともできる。
アイテムは「武器」「盾」「靴」「カチューシャ」「矢」「パン」「本」「枝」の8種類。武器、盾、靴、カチューシャは装備することで、エリスの攻撃力、防御力、移動歩数をはじめとする、さまざまな能力を強化してくれる。矢は一定回数、遠く離れた敵を攻撃することが可能(消耗品)。貫通して一度に大勢の敵を攻撃できる矢も存在する。パンは、エリスの満腹度を回復してくれるもの。HPの回復効果があるパンもある。本と枝には、さまざまな魔術的な効果がある。
所持アイテムは、行動を消費して使うことができる。使い方は、(1)まずアイテム欄で使用したいアイテムを2回クリックする。(2)エリスの前後左右にあるいくつものマスが赤く表示され、赤いマスをクリックすることで、クリックされたマスに対して効果を及ぼすことができる。自分自身に対して使ったり、装備したりする場合は、足もとの緑のマスをクリックすればよい。