統合型セキュリティ対策ソフトにも搭載されている保護者関連機能(ペアレンタルコントロール)だけを独立させたソフト。保護の内容は、おおまかにいうと「設定」画面内での「安全なウェブ閲覧設定」と、より高度な「ルール」に分かれ、ファイルのダウンロードを制限したり、インターネットの接続時間を制限したりといった本格的な保護を行うには、ルールの設定が必要。設定といっても、スライドバーでレベルを選んだり、コンテンツのタイプをチェックボックスで指定したりという程度で難しくはない。
ただし、アプリケーションの使用を制限したい場合は「詳細ルール」で指定しなければならず、この点には注意が必要。指定方法は、個々のアプリケーションあるいはアプリケーションの種別(メールソフトやメッセンジャーなど)ではなく、HTTPやFTPといったプロトコル名での指定となる(よくわからない場合は、詳しい人に手伝ってもらおう)。よく見るとICQ、YMSG、MSNといった、アプリケーションにちなんだと思われる名前も並んでいるので、技術的に深い知識が必要というわけでもなさそうだ。
保護の状態はメイン画面に統計情報として表示され、特に操作しなくてもインターネットの利用状況をすぐに確認できるのも便利だ。
(福住 護)