ソフトを開発しようと思った動機、背景
動機は不純ですね。夏頃に女学生のいわゆる「透けブラ」が気になって、ブラが透けるならWebブラウザが透けても「透けブラ」だよね? と考えて、そのネタをまわりに提案したのですが、誰も興味なしで、「じゃぁ作ろうか」って作りはじめました。最初はInternet ExplorerをOLEで載せたのですが、とにかく不具合が出るので、変わりのはないか? と思ったら、delphichromiumembeddedというGoogle Chrome互換ライブラリが見つかったので、それに入れ替えました。
ちなみに透け具合の基準は、通勤途中で見かけた中高生の背中でした。
開発中に苦労した点
Chromiumのライブラリの説明から何からみんな英語なので、まずそれが「どうやったら使えるのか」とかを調べるのが大変でした。最初のうちはプログラム上、おかしな挙動が多発しました。あとで、delphichromiumembeddedユーザの人から助言をもらって、いろいろと足りない部分を実装しました。
そのあと転機がきまして、本職の仕事で会社用のGoogleアカウントを作ったのですが、自分のGmailが読めなくて不便になり、仕事に支障の出ないブラウザが必要になって、「透けブラ」を会社で使うようになりました。そのため、自分が使って文句ない仕様を求めざるを得なくなり、さらに必要なブックマーク機能やタブブラウザ仕様、ダウンロード機能などを付けました。
Flash対応は悩みましたが、実はAdobeの公式サイトからダウンロードして、インストールしたらなんなく動いてしまったのには拍子抜けしました。
ユーザにお勧めする使い方
ユーザインタフェースがふざけてますが、私的な利用法で、デスクトップに置いた画像ファイルなどを、普通ならウィンドウをマウスで移動させながら探したりしますが、「透けブラ」ならウィンドウが透けて見えているために、迷いはなくなります。デスクトップが狭いほど、この効果があるのではないでしょうか?
あと、ブックマークはわかりやすいXMLになっていますので、編集はテキストエディタでどうぞ。X:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Magical-Soft\SukeBura\BookMarks.htmlに書き込まれています。
今後のバージョンアップ予定
UIデザインに関して、もっとほかのブラウザを見習わないといけないと思っています。
あと、ブックマークの編集機能も付けたいです。一応開発言語がDelphiなので、Delphiの標準UIに縛られてしまっていて、もっとうまく作れないかな? と思ってます。
その他
最初の発表時にTwitterでかなりの反響があり、そのなかでも「透けブラ」に対して高評価が結構あったことは非常に励みになりました。当然、透け具合に「夕立」なんてふざけを入れているので、「壮大な釣り」とか言われましたけど。
あと、ひとつ気になっている点があって、透過機能を切り離して「透けないブラ」って出したらどうなるのだろうか? という疑問が頭の中にあったりします。
(石川 正敏)