三色あるパネルの色を一定のルールで変化させ、一色に揃えることが目的のシンプルなパズルゲーム。昔のパソコンを思い起こさせるような背景の演出やBGMの音色もおもしろい。ルールこそシンプルだが、パズルそのものの難易度は高い。最大の特徴は、
- パネルの数や配列が固定されておらず、ステージごとに自由度の高い配置がなされている
ことだろう。「クルリンパズル」と同様のルールのゲームをいくつかプレイした経験があるが、「クルリンパズル」のようにパネルとパネルの間に隙間があったり、パネルの配置が非対称になっていたりするものは経験がなく、とても難しく感じた。パネルの数が少なく、対称性の高い序盤のステージはともかく、対称性が薄れ、デザインに作者の遊びが入ってくるあたりからは一気に難しくなる。さらに、後半のステージはロジックで生成された、難易度の高いものとなっている。
この手の論理的に解くことのできるパズルが好きで、腕に覚えのある方には、ぜひともチャレンジしていただきたい。
(秋山 俊)