夏も終わりにさしかかろうとしているが、発熱量の多いパソコンを使っている方の中には、温度対策が気になっている方もいるのではないだろうか。そんな方が手軽にハードウェアの状態を確認できるのが「Open Hardware Monitor」だ。英語版のソフトだが、モニタが目的なので特に操作する必要があるわけでもなく、誰でも簡単に使える。CPU/GPUの負荷をチェックし、温度変化を確認しながら無理させないように使えば、熱暴走によるシャットダウンといった被害を未然に防ぎ、結果的にハードウェアの寿命を延ばすことにもつながるだろう。
温度グラフはメイン画面で確認する必要があるが、そのほかの項目はガジェットやタスクトレイに表示させておけば、作業の邪魔になることもない。特にガジェットで透明度と最前面表示を組み合わせれば、いつもウィンドウを最大化して作業するような方でも、常に状態を確認できる。
動画のエンコードやCGのレンダリングなどの連続して負荷のかかる作業を行う方、ハードウェアの発熱量や冷却能力が気になっている方は、ぜひ「Open Hardware Monitor」でモニタしてみていただきたい。
(福住 護)