現役のパソコン講師が考えた、習得すると大きな武器になる「タッチタイピング(タッチメソッド)」をマスターするためのソフト。作者が言うように、他の同種ソフトにみられるようなゲーム的な要素は少なく、まじめなソフトという印象を受ける。初心者は、起動画面で「説明」を実行し、タッチタイピングを習得するための知識を得てから練習することをお勧めする。ホームポジションと呼ばれる指の配置や、人差し指を置く【F】/【J】キーの探し方などもわかる。
タッチタイピングをマスターするには、手元のキーボードは見ずに、画面上の仮想キーボードを見て練習するのがコツ。キーや指の色分け表示が入力をサポートしてくれる。はじめは正しくキーが打てず、歯がゆく感じる人も多いと思うが、それを乗り越えるとタッチタイピングが身につき、大きな力となるはずだ。
豊富な練習問題をすべて修了すれば、確かな実力が身につくだろう。タッチタイプをマスターしたいと考えている、すべての人にお勧めしたい。
(川越 裕之)