出社・退社時刻や作業内容などを入力してゆくだけで、工数を管理したり、報告書を作成したりできるソフト。「コア・ワーカー」は、毎日の勤務時間や作業内容を記録したファイルをベースに、労働時間や休暇取得日数といったデータの集計、工数の管理、報告書の出力などを行えるようにした工数・勤怠管理ソフト。複数ユーザのファイルを読み込んで、勤怠状況をチェックしたり、プロジェクト全体の進捗状況を把握したりできる。
メイン画面(入力画面)は、表計算ソフト風のデザイン。月単位の一覧表形式になっており、ユーザは勤務時間や作業場所、作業内容、勤怠の区分(有休、振替出勤など)を登録してゆく。出勤日や休日、基本的な勤務時間、時間帯別の休憩時間、早朝・深夜時間帯といった基本的なデータは「所定マスタ」として設定しておくことが可能。ユーザが出社・退社時刻を入力すると、実働時間や休憩時間、時間外労働(残業)などを自動的に計算してくれる。勤務時間や作業場所などは、「所定マスタ」の基礎データを一括入力しておき、あとから修正が必要な部分だけを編集することも可能だ。
当月の勤務日数や欠勤、早退・遅刻の回数、休日出勤の日数などは、自動的に集計されて画面右側に表示される仕組み。勤怠状況をひと目で把握できる。年間勤務記録の一覧表示機能も備えている。
作業内容の詳細を入力することも可能。プロジェクト名や工程、作業時間などとともに、一日単位で記録してゆく。作業内容は、ドラッグ&ドロップで前日や数日前の内容をそのまま転記できる。さらに、履歴の一覧から入力することも可能だ。
入力したデータは、週間報告書または月間報告書としてワンタッチで印刷できる。休日出勤や休暇などの届出(申請書)を印刷することも可能だ。
個人で利用する場合の基本的な機能のほかに、プロジェクトリーダーや管理職向けに、勤怠状況の集計や工数の確認、時間外勤務の承認などの機能も用意されている。
「コア・ワーカー」では、複数ユーザのファイルを開くことができ、ファイル一覧からユーザファイルを選択することで、勤務内容(入力データ)を確認することが可能。さらに、画面左下の「工数管理」ボタンをクリックすると、各ユーザの勤務データが集計され、プロジェクトごとの実績や消化率(進捗度)、残りの工数や納期までの日数などを確認できる。工数管理の集計データは印刷したり、CSV形式のファイルに出力したりすることが可能だ。
勤怠情報もすべてのユーザの集計結果を一覧表形式で閲覧できる。
承認機能は、各ユーザの登録した時間外勤務のデータを集計するもの。承認機能の画面上ではユーザごとに時間外勤務の記録が一覧表示され、「承認者」のフィールドをクリックすると、あらかじめ登録しておいた承認者名と承認した日付が入力される。承認した結果は、個人別のファイルとして保存し、総務部などへ受け渡して利用したり、印刷したりできる。