「ちょっとした文書を作りたいが、本格的なワードプロセッサでは手に余る」といったシチュエーションにフィットしそうな一本。テキストエディタの軽快さを残しつつ、文字装飾や段落の位置揃えといったワープロ的な機能も使うことができる。複数の文書をタブで切り替えたり、タブ内を分割して異なる場所を表示させたりといった機能は、テキストファイルの中身をさっと確認するような使い方にお勧めだ。
操作の点で特に難しいところはないが、グレップ検索とタグジャンプだけは、予備知識がないとちょっと難しいかもしれない。特にタグジャンプは「ユーザがマークしておいた場所へジャンプする」という一般的なイメージとは意味合いが異なるので、注意が必要だろう。
グレップ検索やキーワードの強調表示で正規表現を使えるなど、高度な一面もあり、幅広いユーザ層にマッチしそうだ。
(福住 護)