バックアップファイルのオンラインストレージへの保存にも対応したシステム・データバックアップソフト「HD革命/BackUp」シリーズの新バージョン。「HD革命/BackUp」は、ドライブ単位でのバックアップとファイル/フォルダ単位でのバックアップのいずれにも対応した高機能バックアップソフト。保存先を選ぶだけで即座に実行できる「ワンステップバックアップ」、パソコンを使いながら実行できるEWF方式のバックアップなど、多彩な機能を搭載。2TB以上の大容量ドライブやネットワークドライブにも対応する。新バージョン「11」では、オンラインストレージに対応したほか、インタフェースを一新することにより、従来以上の高い操作性を実現。スケジュール管理機能や前バージョン「10」で追加された「どこでも復元」機能の強化も図られた。複数ドライブの差分バックアップも可能になった。
ドライブ単位のバックアップでは、
- システムドライブを自動判別し、その場で簡単に実行できる「ワンステップバックアップ」
- 細かいオプションを指定できる「ドライブのバックアップ」
の2種類のモードを利用することが可能。「ドライブのバックアップ」では、複数のドライブを連続バックアップしたり、スケジュールを設定して自動実行させたりすることもできる。ネットワークドライブへのバックアップや差分バックアップ、バックアップファイルのパスワード保護などを指定することも可能だ。ファイル/フォルダ単位のバックアップでは、項目一覧から「マイドキュメント」「お気に入り」「デスクトップ」などを指定するだけで、重要なデータを簡単にバックアップすることが可能。もちろんユーザがファイル/フォルダを個別に選択・指定することもできる。増分バックアップを指定すれば、前回バックアップ時から更新された分だけが対象となり、処理時間を短縮したり、必要なディスク容量を抑えたりできる。
バックアップの実行方法には、他のアプリケーションを終了させてから行うTFR方式と、Windowsを起動したまま実行できるEWF方式とがある。EWF方式の場合は、ほかのアプリケーションで作業しながらでも、バックアップを行うことができる。
スケジュールバックアップは、ドライブ単位、ファイル/フォルダ単位のいずれでも実行することが可能。実行スケジュールは日単位、週単位、月単位から選択・指定できるようになっている。
バックアップデータの復元は、ドライブ単位の場合、
- システムドライブを復元できる「ワンステップ復元」
- 復元先をシステムドライブ以外に指定して復元を行うことも可能な「ドライブの復元」
- 複数ドライブの一括復元などにも対応した「ドライブの詳細復元」
で行うことが可能。ドライブとしてマウントしたバックアップファイルをエクスプローラで参照したり、ファイル/フォルダ単位でバックアップしたデータを参照したりすることもできる。さらに、起動ドライブのバックアップデータから直接(復元を行わずに)Windowsを起動して操作できる「イメージファイルブート」、システム起動時にあらかじめ指定しておいたバックアップファイルを使って、即座に復元を行える「ブートリカバリー」をはじめ、バックアップデータからハードディスクイメージへの変換、バックアップファイルの検査、分割・結合などまで、充実した機能を備えている。そのほかにも、
など、便利な機能が多数、用意されている。個人ユーザの場合は、1ライセンス(シリアル番号)につき2台までのパソコンにインストールすることができる(法人ユーザは1台のみ)。