ソフトを開発しようと思った動機、背景
弊社ソフトのユーザ様からのお問い合わせがきっかけでした。以前(2008年)、ハードディスクのドライブを隠して、パスワードを入力することで隠しておいたドライブを表示するソフトをVector様で公開していたことがありました。そのソフトのユーザ様から「USBメモリにソフトを入れて、他のパソコンでもパスワードで解除できるようにしてほしい」とのご要望をいただいたことがありました。すぐには対応できませんでしたが、2009年に「USBメモリのセキュリティ」の初版が公開できました。開発中に苦労した点
暗号化の仕組みを入れるのに苦労しました。もともとドライブを隠すソフトのUSBメモリ版として作成したソフトですが、データの暗号化に関してのお問い合わせを多くいただき、暗号化は必須の機能として対応する必要があると考えるようになりました。しかし、簡単に使える、使いやすいソフトとしても評価していただいていましたので、使い勝手を変えずに暗号化機能を追加することに苦労することになりました。暗号化は、USBメモリへの書き込み時に自動的に行われ、復号化もUSBメモリからの読み出し時に自動的に行われる仕組みを採用しました。
ユーザにお勧めする使い方
紛失したり、置き忘れたりしたときに備えて、セキュリティ機能をUSBメモリにインストールされることをお勧めいたします。USBメモリはデータの移動や持ち運びに便利な道具ですが、普通のUSBメモリはパソコンに接続するだけで誰でもデータを見ることができるため、紛失したり、置き忘れたりした場合など、誰かにデータを見られていないか心配になったことは、USBメモリを利用されている方なら誰でも経験があるのではないでしょうか? 「USBメモリのセキュリティ」はUSBメモリのメーカーを問わず、市販の安価なUSBメモリなど、ほぼすべてのUSBメモリ(容量4GB以下)で利用できるソフトです。
(KASHU)