マウスの左クリックだけで遊べる、シンプルで楽しいアクションゲーム。使うキャラによって難易度が変わってくる
「Ripple2」は、水面に波紋を起こし、その波を利用して葉っぱの上に乗った小人をゴールに導くアクションゲーム。ゴールまでの道のりには、渦巻きや泡、魚、アメンボなど、川のさまざまな障害があり、制限時間も設けられている。基本の40ステージに加え、隠しステージが用意されているほか、同梱のステージエディタを使ってオリジナルステージを作成することも可能。作者・ワンさんによる「Ripple」に続くシリーズ第二弾。
ゲームの登場人物は、「ピースフル川」の近くに住む小人たち。ピースフル川は、森の中にある“水の流れない”不思議な川だが、小人たちは水面に波紋を起こす力を持ち、葉っぱを小舟代わりにして川を移動していた。1年前には、ストーン村長によって初めてピースフル川を下るレースが開催され、大盛況のうちに終わった。レースは今年も開催されることになっており、その時期が迫っていた。
南の村の若者「ウォータ」と「ダンデリオン」の二人はレースへの出場を決心し、「ナイト村長」に許可を求める。ところが村長は、若くて経験の浅い二人には危険すぎると難色を示し、レースに参加するためにクリアすべき条件を提示した……。
ゲームで使用できるキャラクタは「ウォータ」「ダンデリオン」「リーフ」「ナイト村長」の4人(ただし、はじめのうちはウォータとダンデリオンしか使うことができない)。4人はそれぞれ、スピードや操作性、防御力、HP、RP(波紋ポイント)などに差があり、プレイヤーの好みやステージによって使い分けられる。例えばウォータは、スピードもそこそこで、方向転換などのコントロールがしやすく、全体的にバランスがよい。ダンデリオンは、スピードや操作性はウォータに比べてやや落ちるが、その代わりに頑丈で、陸に当たっても当たり負けしない強さを持っている。岩の多いコースや魚などの攻撃が予想されるコースなどで使いやすい。
波紋を起こす距離とタイミングで、キャラの速度と移動方向が変化
操作はマウスで行う。マウスポインタを動かして水面をクリックすると波紋が発生する。この操作で自キャラを推進・減速させたり、方向転換させたりする。波紋を起こす位置や続けて波紋を発生させるタイミングなどで、キャラクタの移動速度に大きく差が出てくる。キャラクタの身体に隠れた部分の水面をクリックすることも可能だ。メニューなどの決定やメッセージの送りも左クリックで行う。イベントのショートカットやゲーム中のメニュー表示などは右クリックを使用する。
波紋を1回発生させるたびに、画面右下に表示された「波紋ポイント」が1個ずつ消費され、波紋ポイントを使い切った状態で波紋を発生させると、その上部にある「体力ゲージ」が消費される仕組み。体力ゲージが0になるとライフを1個失ってしまう。
波紋は、画面に表示された水面上であれば、どこでもクリックして発生させることが可能。自キャラとはまったく関係ない遠く離れた位置にも発生させることができ、キャラクタの進路を塞ぐ障害物を取り除くといった目的で使うこともできる。一方、森などの木々の葉で覆い隠されて水面が見えない場所は、クリックしても波紋を起こすことができない。キャラクタが葉に隠された場所で停止したりしないよう、勢いをつけて突っ切る必要がある。
天候の変化にも注意が必要だ。雨が降ると雨で水面に波紋が生じ、自キャラが流されてしまって、コントロールが困難になる。霧が発生すると周囲の様子がわからなくなってしまう。
川のさまざまな障害物を巧みに避けて、制限時間内にゴールまでたどり着こう
川ではさまざまな障害物が待っている。特に危険なのが「渦」。操作を誤ってキャラクタが巻き込まれてしまうと、たちまちアウト。ライフを1個失ってしまう。「泡」は、キャラクタが触れると割れてキャラクタを弾き飛ばす。水面に浮かんだ水草の葉っぱはキャラクタの乗った葉っぱにまとわりついて、移動を阻害する。泡と水草の葉はそれ自身、それほど恐いものではないが、進路にある場合は手早く邪魔にならない場所に除けてしまった方がよい。
「アメンボ」は、自キャラが近寄ったり、波紋を起こしたりすると逃げ去るが、そのときに波紋を発生させるので、それによって移動方向を狂わされることもある。「魚」は、普段は水中に潜っていて水上からは影しか見えないが、近くに寄ったり波紋を感じたりすると、飛び跳ねて攻撃してくる。魚に接触してしまうとダメージを受けて、体力ゲージが減ってしまう。このほかにも、さまざまな敵が登場する。使用するキャラクタの防御力がよほど強くない限りは、川岸などに接触した場合にも体力ゲージが減ってしまう。
キャラクタのライフは、オプションで1個から5個までの間で設定することが可能。各ステージには制限時間が設定され、制限時間内にゴールインすることができないとライフを1個失う。ゲームは、レベル1からレベル4の4段階に分かれ、各レベルには10のステージがある。ゲーム開始時点でプレイできるのはレベル1のみ。ライフがすべて失われる前に10ステージクリアできると、次のレベルにチャレンジできるようになる。
「タイムアタック」も用意されている。1回でもクリアしたことのあるステージや、ステージエディタで作成したオリジナルステージにチャレンジしてタイムを競うことができる。