料理を「作って」「食べる」ことで強くさせるキャラクタ育成システムが特徴のファンタジーRPG。主人公は、村の金持ちの家に生まれ、何不自由なく育てられた少年アミク。ある日、アミクは近所のおじさんが殺され、自分もピエロに刺し殺されるという不吉な夢を見る。ただの夢だと自分を納得させた次の日の夜、おじさんが本当に殺されてしまう。それ以来、アミクは「誰かが自分を呼んでいる」声を聞く……というストーリー。主人公は、外に出ないようにという親の目を盗み、友人たちと一緒に真相を探る冒険に出る。
「Holy Knights〜Another Story〜」の最大の特徴は、なんといっても「お料理システム」だ。敵を倒してレベルアップするよりも、「料理を食べて」能力を上げることが重要。食べた料理によって、キャラたちの体力を回復できるのはもちろん、能力を引き上げたり、技能を覚えさせたりできる。
料理は、アミク自らが作るようになっており、食材集めとアミクの腕がポイントとなる。食材はモンスターを倒すと手に入るほか、森などを歩くと、ピーマンやキノコなどの野菜が落ちていることがある。アミクが育てている鶏から卵を手に入れることも可能だ。
食材が揃っても、アミクの腕が伴わなければ料理は作れない。最初のうちは作れる料理も限られているが、何度も料理するうちに料理レベルが上がり、高度な料理を作れるようになる。料理が高度なほどキャラに与える効果が大きいため、料理スキルはゲームを有利に進めるために必須だ。
マップ内を歩いていると、その歩数に合わせて「満腹度」が下がる。満腹度が20%を下回ると力が入らなくなり、10%以下になると体力が下がるので、定期的に食事を摂るせるように注意しなければならない。
「お料理システム」に加え、「会話システム」も重要だ。パーティ内のメンバーと会話できるほか、自分が考えていることを表示させることができる。会話には「今すべきこと」「敵の正体の憶測」など、大切なヒントが隠されていることが多い。
メインストーリーのほかに、数多くのミニゲームが用意されており、ユーザを飽きさせない。