はじめまして。制作者の飛翔です。このゲームは、とにかくプレイした方に楽しんでいただけるゲームを作ろうと思い、制作しました。随所にこだわりすぎたためか、ただ単に要領が悪かったのか、日々制作に明け暮れていたにもかかわらず、結果的に1年7ヵ月という「RPGツクール」のゲームにしては長い制作期間となってしまいました。しかし、その分、愛情はたっぷり注がれていますので、きっと満足していただけると思います。ところどころご不満な点があるかと思いますが、処女作ということで大目に見てくださるとありがたいです。ソフトを開発しようと思った動機、背景
小学生のころに家庭用ゲーム機の「RPGツクール」でRPGを作っていたのですが、それでは現在の「RPGツクール2000」のようにゲームを配布することができなかったため、「作るのを楽しむ」ということ以外に楽しみを見つけられなかったのです。それで「作るのが飽きた」ときに挫折してしまい、また作っては飽きて挫折して、の繰り返しでした。
それから何年か経ったある日、「RPGツクール2000」で作られたおもしろいRPGと遭遇しました。そのRPGの公式サイトは「個人でここまでできるのか」と思うほどとても魅力的で、私に「配布する」という新たな楽しみを教えてくれたのです。それ以来ずっと「RPGツクール2000」の新たな魅力に惹かれ……あっという間に2年が経過しようとしています。
開発中に苦労した点
やはり「文通システム」を作ることが何より大変でした。なにしろ、一つの話題で約4通りの返信を書く必要があり、それが1回のやりとりで2〜3個存在します。一人の文通相手につき平均7回のやりとりがあり、それが全部で10人ですから……「4×3×7×10=840(返信の数)」……正直もう二度とやりたくないです。
ユーザにお勧めする使い方
普通にプレイするのではなく、ちょっと寄り道しながらプレイすると、制作者の仕掛けた数々の小細工を発見できると思います。また、「モンスターも町人も一人ひとり生きている」というこだわりで付けられた町人の名前に注目すると、おもしろい部分がいくつか見つかると思います。今作のメインシステムである「文通システム」と「Holy Knightsシステム」は絶対にプレイするようにしてください。これらをやらずにクリアは語れません。
今後のバージョンアップ予定
バグが発見され次第、時々バージョンアップしていく予定ですが、イベントやダンジョン等の内容の追加は行わない予定です。今作はシリーズものの第1作目ですので、今後続編、番外編等を配布していこうと考えています。
最後に……
まさかVectorさんの新着ソフトレビューにコメントを書くことになるなんて、夢にも思いませんでした……。このゲームがここまで来ることができたのは、体験版をプレイして感想をくださった方々、そして、応援してくださった方々のおかげです。ありがとうございました。今後もさらなる発展へ向けて頑張ります。
(飛翔)