エクスプローラのコンテキストメニューを拡張してLHAを扱うユーティリティ。パッと見た感じでは、解凍専用のように思えるが、実はアーカイブ作成や追加を行う機能もある。エクスプローラを使ってファイル整理しながら、アーカイブの展開・閲覧・作成といったことがコンテキストメニューからのワンアクションでできるのが最大の特徴だ。
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■右クリックすると、このメニューが表示される。TXTやDOCファイルは別扱いになる
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特筆すべき機能として、アーカイブにREADME.TXTやその他テキストファイル、ドキュメントファイルが含まれている場合、これを別メニューとして表示し、ワンアクションでテキストだけを取り出して閲覧できるというものがある。このファイルなんだっけな? というケースでちょっと右クリックしてやると、シェル拡張のメニューでリストがずらっと表示されるため、それだけでも判別ができる。たとえこのリストではわからなくても、同梱されたREADME.TXT等を見ればすぐにわかる。いちいちアーカイバを起動してファイルを選択して表示、という手間がない。
また、Web表示モードでエクスプローラを使っていると、アーカイブファイルをクリックしたときプレビュー表示で内部リストを表示するという機能がある。クリックした瞬間は読み込みを行うため、若干のタイムラグがあるが、LZHの中身が見えるというのはかなりイイ。
解凍時の動作もこなれていて、例えば右ボタンを押しながらのドラッグ&ドロップ操作を行うとメニューを表示し、「ここに解凍」「フォルダを作って解凍」といった選択ができるようになっている。複数のファイルをまとめて右ドラッグ&ドロップした場合も、それぞれのファイル名でフォルダを作って解凍したり、まとめて一つのフォルダに解凍することができる。
さらに、コンテキストメニューからの圧縮操作も可能。ファイルを右クリックして「圧縮」を選択するか、右ドラッグ&ドロップ操作を行うことで、選択したファイル名を使った新規アーカイブを作成してくれる。既存アーカイブに非アーカイブファイルをドロップした場合も、自動的に追加処理を行い、アーカイブをアップデートする。「LHA Shell Extensions」だけではできないこともあるが、他のアーカイブソフトと併用することで、圧縮・解凍環境を格段に強力にしてくれるソフトだ。
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