誰でも一度くらいは日記を書いたこと、また書いてみたいと思ったことがあるのでは?
例えば小学生の夏休みに宿題でやった絵日記。毎日のちょっとした出来事や感じたことを自由に記録していく。たったそれだけのことにワクワク、ドキドキしたあのころ。また、中学生になってカレシ(カノジョ)や、親友と始めた交換日記。ちょっと気になって、なんとなくいつも立ち寄る個人の日記サイト。今年こそは! と思って買った真新しいままの日記付き家計簿……。
ありのままの日常を形式にこだわらず、ただ書き記していく。どんな著名な作家にも書けない自分だけの世界。文体なんか気にする必要はない。ここでこそ許されるひとりよがりの極致は、自分にとってかけがえのない至福の空間。また、うれしいこと、悲しいこと、どんな衝撃的な事件でも、時間とともにその記憶は遠い過去になっていく。古い日記をめくったとき、言葉としてよみがえるそんな日記こそ、究極の自分史となるのだ。
気象からはじまって経済、人のココロと、このところ世の中はどんどん複雑になっている。そんな時代だから、素直な言葉で自分のありのままを書き記してみたくなる。世の中を見失うより恐いのは自分を見失うこと。日記をつけることで、自分の内面と向き合い、なおかつ自分のことをうまく表現できるようになれば、これほどありがたいことはない。
残る問題はひとつ。いかにして長く日記をつけていくか。ここで紹介するソフトは、デジタル日記ならではの操作性のよさと、継続のためのアイデアやお楽しみ要素がたっぷりつまったものばかり。まずは、日記ソフト選びの楽しい時間からどうぞ!
(フェムス・安藤 しょうこ)
なお、ここで紹介するソフトはすべてWindows 95で動作します。ソフトを使用する際は、あらかじめ各ソフトのドキュメントをよく読んでからお使いください。
記事中、ソフト作者の方の敬称は略させていただきました。
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