キューブ・ソフトでは、「もっと便利で、より多くのみなさまにお役立ちできるソフトウェア」を目指して、これまで「CubePDF」「CubeICE」をはじめ、多くのソフトウェアをリリースしてまいりました。
Windows上のソフトウェアは、これまでに多くの開発者・団体によって、さまざまなものが公開されてきました。しかし、ここ数年は、Webアプリケーションやスマートフォンなどのモバイルアプリケーションが注目を浴びていることもあり、一時期の勢いは薄れてきつつあります。そのため場合によっては、公開されてからかなりの時間が経過して、半ば開発の終了しているソフトウェアが世代交代できずに第一線で頑張り続け、Windows 7などの最近のWindowsの事情に合わなくなっているものもあるという印象を受けます。
そこでキューブ・ソフトでは、これまでのソフトウェアのよさを引き継ぎつつも、そうした「最近、新たに問題となっている部分」を解決したソフトウェアを公開していこうと、常日ごろより検証と開発を続けています。
時には、公開されているソフトウェアがすでに解決した問題に突き当たってしまうこともあります。特に、日本語の扱いについては難しさと痛感します。ソフトウェアを開発する上で、海外の有志の方々が開発されたライブラリは非常に強力な武器となるのですが、英数字以外の扱いに関しては十分に検証が行われていないことも多く、利用するライブラリ自身を修正する必要に迫られることもあります。
しかし、そうした問題に遭遇した際にも、ユーザのみなさまからのフィードバックのおかげもあり、すでに公開しているソフトウェアもバージョンアップを通じて、少しずつですが、「より良い」方向へ発展できていることをうれしく思います。
キューブ・ソフトでは、このたび「CubeLab(http://www.cube-soft.jp/cubelab/)」というプロジェクトを始動しました。
「CubePDF」や「CubeICE」といったソフトウェアは、初リリースの時点である程度の完成度を目指して開発しましたが、ユーザからのフィードバックではじめて気づくような不都合・機能も存在します(例えば「CubePDF」の「既存のPDFと結合」機能は、ユーザからの機能要望に応えて実現したものです)。「CubeLab」は、そうした「ユーザからのフィードバック」を反映しつつ、スピーディに開発・公開を行うための実験的な場所として位置付けています。
「CubeLab」シリーズは、将来に本格リリースしてゆくための実験的ソフト群で荒削りなものも存在しますが、「必要な機能に絞ってシンプル」かつ「使える」のが特徴です。ぜひ、一度お試しいただければ幸いです。