冒頭でも少し触れたが、今回は「異なるアプローチ」の時計ソフトを選んでいる。表示方法の切り口を変えているのが「窓枠時計」「Terra Clock」だ。「窓枠時計」は、表示位置をカレントウィンドウのタイトルバーに持ってきたことで、タイトルバーの表示領域を有効に活用している。「Terra Clock」は、地球の(北半球の)全景を見せることで、グラフィカルかつ簡潔に世界各地の時刻を表現している。
音声をうまく活用しているのが「しゃべる時報とアラーム」「オフライン 117」。機能の豊富さでいえば「しゃべる時報とアラーム」が優秀。アラーム周りの時刻設定が細かく行えること、しゃべる内容をユーザ自身が決められることがウリだ。「オフライン 117」は、時報のアナウンスに的を絞ることで操作を容易なものにしている。
今回紹介した4本のソフトは、いずれも「ただ時刻を表示する」だけでなく、時刻をどのように見せるか(聞かせるか)を意識したソフトといえる。いずれもフリーソフトなので、気になったソフトが1本でもあれば、積極的に試してみていただきたい。