こうしたフィルタはツリー構造で表示され、処理速度や変化量、さらには「おもしろい・使えそうな」といった基準をもとに、ツリー内での表示色を分けることができる。フィルタをリストから選択すると自動で加工後のプレビューを参照できるが、処理に時間がかかるものはプレビュー表示されない(すべてプレビューする、または一切プレビューしないといった設定も可能)。
フィルタ数が多いため、普段フォトレタッチソフトを使わない人には使いこなすことが難しい。そこで、作者が厳選した「フィルタ(実用的)」という項目が用意されている。ここには、写真加工でよく使うと思われる30種類弱のフィルタが並んでいる。
「フィルタ(実用的)」の中にある「写真を加工」カテゴリーでは、「ハイライト強調」「白っぽさ除去」「肌を綺麗に」「明るさ」といった、写真加工でよく使われるフィルタがある。「どのようなフィルタを使えばよいのかよくわからない」という人は、「フィルタ(実用的)」にあるものを中心に、さまざまなものを試してみるとよい。
色調補正の機能で特によく使われるフィルタは、メニューバーの「色調補正・その他」として独立している。この中には「ハイライト強調」「指定色の変更」「白っぽさ除去」「彩度」「カラーバランス」「CMYK強調」などが揃う。
「Spline変形」「強弱をつけて拡大/縮小/伸縮」の両フィルタでは、筆圧感知式タブレットの操作に対応する。筆圧の強さによって、拡大・縮小率や変形のさせ方を細かく調整できる。