今回取り上げたソフトの中でも特徴的なのが「YieldChecker」「旅に便利」の2本。それぞれ目的は異なるが、この2本には共通するコンセプトがある。それは「データの比較をなんとか手軽にできるようにしたい」という欲求だ。
「YieldChecker」の場合はホテルの宿泊プラン、「旅に便利」はパッケージツアーと、どちらの場合も特徴を盛り込めば盛り込むほどプランが複雑化し、比較が難しくなる。これをできるかぎり共通のフォーマットにまとめることで、目を通しやすくしてくれるのだ。
「旅に便利」は、指定可能な項目が多岐に渡るため、最初のうちはどう使ったらいいか戸惑うことがあるかもしれない。だが、これまでExcelを使っていろいろな比較表を作ったことのある方なら、その便利さがわかるだろう。
「MapHelper」「けちんぼ」の2本は旅行やキャンプに限らず、もっと日常的な場面でも活躍してくれるソフトだ。「MapHelper」は、GPS機器を所有している人でないとデータを作りにくいという一面はあるものの、データを配って見てもらうという点では便利だ。アウトドア派の人はもちろん、友人やサークルの中でお気に入りのお店などの情報を共有する使い方も楽しいのではないだろうか。「けちんぼ」は、走行パターンや距離などから燃費をチェックすることができるので、ガソリン価格が高騰している現在、車の使い方を見直すのに役立つ。
「全国鉄道料金計算」は、複雑な指定をしなくてもいいところが魅力。ローカル線の旅を楽しみたいという人よりは、いろいろなところへ出張しなければならないビジネスマン向けといえるかもしれない。「もちものチェック表」は、一応キャンプ用となっているが、見た目さえ気にしなければ旅行用としても使えるだろう。実際にキャンプに行くときだけでなく、新たにキャンプ用品を買うときもムダな買い物をせずに済みそうだ。
今回紹介したソフトを活用して、この夏のバカンスをスマートに楽しんでいただきたい。