今回取り上げたソフトは、それぞれに特徴を持った面白いものが並んだ。最後に使用感を含めて、まとめてみよう。「Recipy 〜レシピィ〜」は、単なるレシピ集にとどまらない機能を持ったソフトで、作る楽しさを感じられるものになっている。料理の楽しさは、自分が食べておいしいだけでなく、食べた人に喜んでもらえるところにあるのだと思うが、このソフトでは第三者の評価も反映させられるのが嬉しい。レパートリーが増え、料理の腕が上達するにつれてポイントがあがっていくので、料理の楽しさを存分に味わえるソフトになっていると思う。
一方、「ozshop 店リスト システム手帳印刷」は、食べに行く立場のもの。その名のとおり、システム手帳に印刷することを念頭に置いて作られているが、PC上でデータベースとして利用するにも充分なソフトだ。感心したのが「クリップボード解析」で、かなり正確かつ的確に項目に振り分けることができる。地図も描きやすいので、とっつきやすいソフトだといえる。
「体脂肪チェックしま専科」は、お腹のあたりが気になる人に嬉しいソフトだろう。皮下脂肪厚や血圧などいろいろなデータを管理できるようにはなっているが、基本的には体重と体脂肪率だけで分析・管理が可能なので、面倒くささもないと思う。分析の種類も豊富で、グラフなどの見せ方もうまい。ただ、カロリーチェック機能では、食品の入力にもっと柔軟性があればよいかな、という印象があった。(フリーテキストの入力を許可するなど)
補助的にとりあげた「healthcalc」だが、体脂肪計を持っていない人でも簡単にチェックができる優れものだ。BMI指数とおおよその体脂肪率を計算するだけのシンプルなソフトだが、それゆえ、誰でも手軽に扱うことができる。
「ファイナンシャルプランナーが作った家計簿」は、特集でひと括りに含めてしまうのはもったいないくらい、本格的かつ多機能な家計簿ソフトだ。入力のしやすさを重視したとのことだが、実際にさまざまな工夫がなされていて使いやすい。この特集のテーマである「食欲の秋」に沿ってみても、とくに食品のGI値表示は面白い。筆者などはGI値とは何かから調べなければならなかったのだが、なかなか勉強になりました。
「くったれ!!MOMUMOMU」は、よく言えばシンプル、悪く言えば単純(同じことだが)なゲームなのだが、これがまた、なかなか難しい。この特集に含めるのはいささか強引と言えないこともないが、ハマリ系の面白いゲームである。