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ベクターソフトニュース - 1999.10.30 |
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Absolute Back Up Ver.1.2.4
日常的な使用に最適なタイマ機能付きバックアップソフト ■Windows 98/95/NT ■シェアウェア |
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ハードディスクの大容量化が進んで、丸ごとバックアップというのが事実上難しい状況では、重要なデータファイルだけをこまめにバックアップするのが賢明だ。そんな用途にぴったりのソフトといえる。
特に感心したのは世代管理の方法を選べるところ。ファイルを単独で扱うことが多い人にとってはフォルダの中に世代ごとのファイルが並んでいた方が探しやすいだろう。一方、逆にプロジェクトで多くのドキュメントを扱うが、そのすべてを世代ごとに管理したいというケースでは、フォルダ構造自体をバックアップ単位とした方がわかりやすいはずで、なるほどと納得した。 強いて言えば、2種類の世代管理の違いにややわかりにくい(というよりは文章で説明しにくい)ところはある。「世代保存の方法」として「ファイル毎」「バックアップ毎」と書かれているが、これを見てどう使い分ければいいのかすぐにわかる人はそういないだろう(表記については作者の苦労が偲ばれるところであるが)。幸いヘルプおよびチップヘルプの内容はとても丁寧なので、じっくり読んでおこう。 もうひとつ気をつけたいのは、スタイルで設定するのはバックアップの方法であって対象ファイルは関係ないという点。つまり「ファイルAは毎週、ファイルBは月に一回パックアップ」といった指定はできない。 更新されたファイルはすべてバックアップするので実用上の問題はないはずだが、世代ごとにフォルダを作っていく場合、どの時点でバックアップを実行したかでバックアップ先のフォルダが決まることになる。設定をきちんと把握しておかないと、探すのに手間がかかることになるので注意しよう。 (福住 護)
《スクリーンショット》 バックアップ方法を管理するスタイルは5個まで保持し、使い分けられる 《スクリーンショット》 実行するタイミングを選んでスタイルを割り当てる 《スクリーンショット》 バックアップその他の実行ログ表示画面 【作 者】 きの さん 【動作に必要なソフト】 必要に応じて UNLHA32.DLL 【レジ作品番号】 SR013545 【補 足】 試用期間は2週間、登録のための猶予期間は4週間。試用期間中の機能制限は特にない |
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