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ベクターソフトニュース - 1999.07.31 |
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First Mailer(FirstM) Ver.1.00.01
簡単設定&簡単操作の電子メールソフト ■Windows 98/95 ■シェアウェア(1,000円ほか) |
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「First Mailer」(FirstM)という名前からして、初心者向けのシンプルさを狙っていると思われるが、ここまで機能を削っていいのだろうかと心配してしまうほどの割り切りぶりが印象的だ。フォルダを階層的に作れない点やメールの自動振り分け機能がない、などという点は個人的には気にならないが、署名(シグネチャ)ぐらいは使えた方がいいのではないだろうか。
試用してみて特に気になった点が二つある。まず、メールを読むのにウィンドウを開かなければならないのに、ウィンドウを開いたまま前後のメールへ移るような機能がないこと。これは複数のメールを流し読みしたいなどというときに不便だ。もうひとつは、送信できるのはそのときウィンドウを開いているメールだけという点である。【送信】ボタンはメール作成ウィンドウを開いているときのみ使用可能なので、未送信フォルダがあっても、書きためたメールを一斉に送るという使い方はできない。この点から見ても、送受信数ともにそれほど数の多くない初心者向けのメーラといってよいと思う。 ところで、添付のドキュメントを見ると、「直感的なユーザインターフェース」と並んで「強力なメール管理機能」と謳われている。しかし、実際には前述の通り、フォルダによる分類といった点ではそれほど強力とは思えない。「First Mailer」では、メールをテキストファイルとして保存するため、テキストエディタなどで内容を表示できるし、ファイルコピーなども普通にできるので、謳い文句はこのあたりのことを指しているのではないかと思われる。ただし、このテキストファイルの拡張子が.TMPというのはいかがだろう。Windowsのテンポラリファイルと間違えられて削除されたりしないかとちょっと心配だ。 (福住 護)
《スクリーンショット》 必要最小限の設定で試用できる。ユーザ登録するとマルチユーザでの利用も可能に 《スクリーンショット》 アドレス帳。先にメールを作成し、アドレス帳から送信先を指定できる 《スクリーンショット》 ウィンドウを開いているメールだけが送信される 【作 者】 浅野 剛正 さん 【補 足】 試用期間は1ヵ月間。試用期間中は1ユーザのみの利用が可能(マルチアカウントは試用できない)。レジスト料金は1,000円のほかに、学生ユーザ500円などが設定されている。くわしくは同梱のREGIST.TXTを参照のこと |
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