Vectorに登録されているソフトの多くは「役に立つ」ために作られたものだが、中には「よくわからない」「笑ってしまう」あるいは意図的に「役に立たない」ために作られたソフトも存在する。というわけで、そうした「よくわからない」「笑ってしまう」ソフトの中から'98年で気になったものを集めてみた。
見えるの?「ミニマムエディター」
読んで字のごとく、小さなエディタである。字が小さくて見えないが文章はちゃんと書ける。ただし、他のエディタにコピー&ペーストしないと保存できない。一発本番主義の人や、宵越しの金は持たない江戸っ子などにお勧めである。
脱力間違いなし「にゃんにゃんテキストコンバータ」
コピー&ペーストした文章を「にゃんにゃん言葉」「わんわん言葉」などに変換してくれるテキストコンバータ。どんな堅い文章もあっというまに脱力文章にしてくれる。
どこまでも飛んでけ〜「The 跳び箱 II」
昔懐かしい跳び箱ゲーム。[Start]ボタンを押すとプレイヤーが走り、ここぞと思うタイミングで[Jump]ボタンを押すと跳び箱を飛び越える。一見普通に見えるのだが、[Jump]ボタンを何度も押すことによってより高くジャンプする仕組みなので、何度も押せば画面のようにかなりオマヌケな姿が確認できる。
遠慮せずに気のすむまで……「大根おろし」
ひたすら大根をおろす、ただそれだけのゲームである。マウスを左右に動かし、大根をすりおろす。だから何なんだといわれそうだが、そこに意味を求めてはいけない。モードは2種類。「たいむあたっく」は一本の大根をできるだけ早くおろすモード、「すりおろし天国」は好きなだけ大根をおろすことができる。もう大人だから本数なんて気にせずに思いっきり大根をおろしたい! 力のあらんかぎり! そんなあなたにお勧めしたいソフトだ。
(TEXT : 編集部・佐伯)
※「ミニマムエディター」「にゃんにゃんテキストコンバータ」はWindows 95(98)で動作するソフトです。「The 跳び箱 II」「大根おろし」はMacintosh用です。
【ミニマムエディター 1.1】
作者 : 山田 勝人/種別 : フリーソフト/作者のホームページ/動作に必要なソフト : MFC42.DLL
【にゃんにゃんテキストコンバータ 1.0】
作者 : 橘 昌志/種別 : フリーソフト/作者のホームページ
【The 跳び箱 II】
作者 : 泉 信秋/種別 : フリーソフト/作者のホームページ
【大根おろし 1.5】
作者 : (有)サイレンスCS開発室/種別 : フリーソフト/作者のホームページ