画像ビューアも付属した、使いやすいWeb自動巡回ソフト
Getweb! with ImageBrowser
Version 2.50
インターネット上のホームページを一括ダウンロードするソフトを中心に、画像ビューアや追加スケジュール機能をパックした、ホームページ閲覧のための統合ソフト。
ネットサーフィン中に見つけた気に入ったページを簡単な操作で登録し、ハードディスク上に取り込んで再構築させ、あとでゆっくり閲覧できる。URLを登録しないワンショットのみのダウンロードも可能。また、付属の専用スケジューラ(Getweb! Timer)を用いて、回線の空いている時間に指定したページを複数、自動的に巡回・ダウンロードさせることもできる。
登録できるホームページは最大2,000ヵ所。エクスプローラ風のインタフェースで、URLをグループ化して整理することができ、それぞれのURLには個別に詳細なダウンロードオプションの設定が可能だ。
ダウンロードしたページは、先頭から見ることも、ツリー表示を利用して見たいページをダイレクトに指定することもできる。更新されたページのみを一覧で確認して閲覧する、といった見方も可能。また、気に入ったデザインのページを見つけたら、それが以後のダウンロード操作によって変化しないようにする「永久保存」という保存方法もある。
ダウンロードが軽快で、動作も安定したソフトだ。他のソフトではエラーになるような変則的な記述をされたページでもきちんと(?)ダウンロードでき、データの取りこぼしを心配することなく安心して使えるのがうれしい。
マルチスレッドに対応し、複数のページを同時にダウンロードできるのも便利。ダウンロード中にも大部分の操作が実行可能なので、気ままにネットサーフィンを楽しみながら、ほしいページを次から次に、前回の処理の終了を待つことなく取り込むことができる。
URLの管理でグループを階層化できないなど若干残念に思った点もあるが、細かい部分までよく考えられている。高機能でありながら操作性のよい非常に使いやすいソフトだ。
また、このソフトに同梱されている「ImageBrowser」も非常に使いやすい画像ビューアだ。ダウンロードした画像をサムネイル表示によって一覧することができる。画像の表示が非常に速く、コピーや削除といったファイルの管理機能もあるので、CGの多いサイトをチェックするのに最適だろう。
(秋山 俊)
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ソフト作者からひとこと
特に苦労したのが「どんなページでもダウンロードできるようにする」ことでした。
これだけ多くの Webサーバやホームページが存在すると、その設定や記述方法も多種多様で、それら一つひとつに対応していく作業は大変なものでした。それでも、苦労の甲斐あって、大部分のページはダウンロードできるようになったと思います。
しかし、まだダウンロードできないページが存在することも確かです。今後の課題は「ダウンロードできないページを徹底的になくしていく」ことです。ご期待ください。
(株式会社ウェブテクノロジ Getweb! メインプログラマ・小野 知之)
※ この記事は、98年9月17日に公開されました。
「Getweb! with ImageBrowser」 の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。
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