好きなだけシナリオを追加して、じっくりと長く楽しめるレトロチックRPG。キャラメイクも簡単に行える。バラエティに富んだキャラクタを作成し、冒険の旅に出よう
「ワンダー・ワールド・ウォーカーズ for Win」は、「旅人(ウォーカーズ)」となって世界中を旅しながら、各地で冒険や謎解きを行ってゆくレトロかつオーソドックスなRPG。操作はわかりやすく、誰でも気軽に楽しめる。シナリオエディタを利用して、オリジナルのシナリオを作成することも可能。能力や職業の異なるキャラクタを最大10人まで登録し、好きなキャラクタを選んで冒険の旅を続けよう。
ゲームをプレイするには、まず旅人(ウォーカーズ)を登録しなければならない。といっても、プレイヤーが行う作業は旅人の名前を入力し、性別と職業を決めるだけ。入力された名前と性別によって、旅人の能力と両親の仕事、2種類の職業候補が自動的に決定される。職業によってHP/MPの初期値や成長率、装飾品の装備可能数などが変わってくる。
旅人は最大10人まで登録することが可能。プレイヤーは、好きなキャラクタを選んで冒険に出ることができる。登録されたばかりの旅人のレベルは1だが、数々の冒険をこなすことで、レベル30まで育てられるようになっている。
操作は(通常)マウスで行う。ゲームフィールド上にマウスカーソルを置くと旅人の前に矢印が表示され、マウスのクリックで矢印の方向に移動する。装備やアイテムの使用などの操作は、画面左側に表示された項目をクリックして行う。
操作はキーボードで行うことも可能。カーソルキーでキャラクタを上下左右に移動させ、【Z】/スペースキーでメイン画面の選択・キャンセル、【X】キーで決定となる。テンキーによる操作も可能。【Shift】キーを押す(マウス操作の場合は天体のクリック)ことで、ゲームスピードを変更することもできる。
好きなシナリオを選び、町の人たちとの会話を楽しみながら冒険しよう
同梱されたシナリオは「始まりの町スタット」「寒封渓谷」「認定の町ライセン」「幻都レガシア」「ゴルエンドの町」の5本。どのシナリオからでも自由にプレイでき、シナリオ間を行き来することもできる。ただし慌てて冒険に出る前に、HOMEの町を探索することをお勧めする。なかでもこの町の東にある「初心者の館」にはぜひ訪れたい。館でNPCに話しかけることで、ゲームシステムの基本的な知識を得ることができる。さらに、館の3階にある練習用フィールドで模擬戦闘を行って、戦闘の仕方を覚えると同時に、旅人をレベルアップさせることも可能だ。
HOMEの町では、簡単な装備を調えることもできる。不要なアイテムを質屋に売ったり、アイテム倉庫に最大8個までのアイテムを預けたりすることも可能。1キャラクタが持てるアイテムは最大12個まで。それ以上を入手した場合は、どれかを捨てなくてはならない。
「始まりの町スタット」では、魔法に関する基本的な知識を得ることができるほか、さまざまな装備を買い揃えることも可能。「認定の町ライン」では「旅人認定証」を取得ができ、「寒封渓谷」では簡単なミッションを数多くこなして、お金を貯めたり、旅人をレベルアップさせたりできる。いくつかのシナリオは相互に関連し、行き来することによって、シナリオを進めさせることのできる部分がある。ただし、別のシナリオをプレイすると、それ以前にプレイしたシナリオの冒険データはすべて失われてしまうので注意したい(入手したアイテムやレベルなどは持ち越すことができる。アイテムの中にはそのシナリオの中でしか使えない「Wアイテム」があり、これは失われる)。
旅人の状態を変化させるCPアイコンを常にチェックしよう
特徴的なシステムとして「CPアイコン」がある。CP(Condition & Place)は、例えば食糧を購入する際など、さまざまな状況で入手でき、入手したCPのアイコン画像はフィールド画面の左下に表示される。CPには、HPを回復させる「回復系CP」、基礎能力を上昇させる「パワーアップ系CP」、HPを減少させる「ダメージ系CP」、基礎能力を減少させる「パワーダウン系CP」など、さまざまな種類があり、アイコンの表示中はその効果がキャラクタに及ぼされる。
アイコンは最大3個までを表示させることが可能。それを超えると、一番下のアイコンから消えてゆく。各CPにはターン数が設定され、戦闘中は毎ターン、フィールドでは4歩ごとに効果を発揮し、設定されたターン数を過ぎると消滅する。戦闘中は敵キャラにもCPアイコンが表示され、CPを奪いあったり、送り込みあったりと、相互にアイコンをやり取りして、戦況を変化させることも可能だ。
キャラクタの育成は、戦闘によるレベルアップのほか、武器と防具、装飾品の装備によっても行える。これらの装備品すべてに「装備Rank」が設定され、キャラクタのレベルがそれに満たない場合は、装備することができない(購入や入手はできる)。
武器や防具は当然、戦闘力に影響する。魔法は、魔法効果のあるアイテムを装備することで使えるようになる。装備できる装飾品の数は職業によって決定される。レベルアップなどで増やすことはできない。