「GridSticky」は、1枚の付箋（パネル）にセパレータで格子状の区画（セル）を作成し、セルごとにメモを書き込める付箋紙ソフト。例えばひとつのセルに日付を入力し、別のセルにスケジュールを入力したりなど、わかりやすいメモを作成できる。パネルの透明度を指定したり、マウスで選択したセルを反転表示させたりといったことも可能だ。

起動するとタスクトレイに常駐する。タスクトレイメニューの「パネル作成」を実行すると、デスクトップに正方形のパネルが表示される仕組み。セル内のカーソルは点滅し、この状態でメモを入力できるようになっている。メモの入力後、パネル以外の場所をクリックすると、黄色い背景色のパネルになる（付箋状態）。パネルの位置を移動したり、大きさを変えたりといったことも自由に行える。

大きな特徴は、セパレータでセルを縦・横に分割し、1枚のパネルに複数のメモ入力エリアを作成できること。セルの分割は、パネル上のコンテキスト（右クリック）メニューから行える。セパレータをドラッグし、セルの大きさを変更することも可能。分割したセルを、さらに細かく分割することもできる。

「GridSticky」は、1枚の付箋（パネル）を自由なサイズのセルに分割できることがセールスポイントの付箋紙ソフトだ。1枚のパネルに複数の項目を併記したいときや、見出しをひとつのセルに入力し、別のセルに長い注釈を付けるときなど、ユーザのニーズに応じた使い方ができる。

「スタートアップ」に「GridSticky」を登録し、Windowsの起動と同時に常駐させておけば、思いついたときに気軽にメモを作成できる。必要に応じてサイズや色を調整し、デスクトップの邪魔にならないところに移動しておけばよい。

個人的には、パネルごとにフォントや背景色、透明度、セパレータの色や太さを変更できるが、セルごとにフォントや背景色を指定できると、メモに一層メリハリがつくのではないかと感じた。さらに、パネルに日時を入力すると通知してくれるくれるアラーム機能もほしい。