システムの動作を監視し、未知のマルウェアからの攻撃を未然に防ぐプロアクティブ機能などで、さらに安全性を高めた総合セキュリティ対策ソフト。「Avira Premium Security Suite」は、高い検出力と軽快な動作で定評のある総合セキュリティ対策ソフト。ウイルスをはじめとした不正プログラムへの対策はもちろん、ファイアウォール、スパイウェア/フィッシング詐欺などへの対策機能、フォルダ単位でのバックアップ機能なども搭載する。新バージョン「10」では、プロアクティブ機能「Avira AntiVir ProActiv」が追加されたほか、パソコンの自動修復機能「GenericRepair」なども新たに搭載。インタフェースも変更され、より使いやすくなった。
パソコンの保護機能は「ローカル保護」「オンライン保護」に大別され、
- ユーザが任意にスキャンを実行できる「スキャナ」(オンデマンドスキャン)
- 不正プログラムの活動をリアルタイムでチェックする「Guard」
- メール経由での不正プログラムの侵入や迷惑メールをチェックする「MailGuard」
- Webサイト経由での不正プログラムの侵入をチェックする「WebGuard」
- 通信をアプリケーションやプロトコル別で制御できる「FireWall」
で構成される。新バージョン「10」では、定義ファイルに登録されていないマルウェアを検出するヒューリスティックスキャンに加え、システムの動作を感知し、未知の脅威を検出する「Avira AntiVir ProActiv」を新たに搭載。「Avira AntiVir ProActiv」では、全世界のユーザから提供された情報を反映する「コミュニティ」に参加することもできる。そのほかにも新機能として、スキャン済みであることを示すフッタが電子メールに自動付加される「SMTPフッター」などが追加された。保護者機能「ParentalControl」では、子どものインターネット利用時間を制限できるようになった。
さらに、フォルダ単位でのバックアップやブートレコードのスキャン、レスキューCD作成用のデータダウンロードなどの機能も搭載する。バックアップでは、オプションとして増分バックアップやバックアップ開始前のスキャンなどを指定することが可能。オンデマンドスキャンやバックアップ、定義ファイルの更新は、スケジューラに登録しておくことで、自動実行させることができる。
タスクトレイメニューでは、「Guard」「MailGuard」「WebGuard」のそれぞれに対して有効/無効を切り替えたり、ファイアウォールの動作(有効にする/すべてのトラフィックを無効にする/ゲームモード)を切り替えたりすることが可能。任意のファイルだけを対象としたウイルススキャンを、エクスプローラのコンテキスト(右クリック)メニューから行うこともできる。