見た目のシンプルさとは裏腹に、シビアで難易度の高い2Dシューティングゲーム。プレイするたびに敵の出現順や出現位置が変化し、「パターンを覚えて攻略する」ことができない。プレイごとに状況が変化し、1回のミスでゲームオーバーに
「Star Shooter Maximum 2010」は、敵の出現順や出現位置などに規則性がなく、プレイするたびに状況が変化する、手強いシューティングゲーム。プレイヤーが使える自機は1機のみ。予備の機体やコンティニューなどもなく、わずかなミスも許されない、一回一回が真剣勝負のゲームとなっている。
プレイヤーが使用するのは宇宙戦闘機。機体周囲には、自機と一緒にショットを撃って敵を攻撃し、敵弾から守ってくれたりもする「サポート・ポッド」と呼ばれる補助兵器が2機付随する。
操作は、キーボードまたはジョイスティックで行う。カーソルキーで自機を8方向に移動させ、【Z】でショットを発射し、【X】でサポート・ポッドのフォーメーションを変更する。用意されたフォーメーションは3種類。「TWO-TOP」は、サポート・ポッドが自機の手前に位置し、自機と一緒に正面にショットを撃つフォーメーション。前方攻撃に特化している。「SIDE WING」では、ポッドが左右に移動し、側面の敵を攻撃してくれる。そして「BACK FIRE」は、ポッドが自機の背後に回り込み、後方の敵に向かってショットを撃つフォーメーションだ。
ポイントは、サポート・ポッドのフォーメーションとショット、セイヴァーの使い分け
サポート・ポッドのもうひとつの強力な利用法が「ビームセイヴァー」だ。【X】の長押しでサポート・ポッドが白く発光し、この状態でポッドが敵に触れると、敵を破壊でき、さらに敵の発射した弾を消滅させることができる。攻守ともに大きな威力を発揮する兵器だ。【X】を押すことで、ビームセイヴァーを発動しながらフォーメーションを変えることも可能。逆に、ビームセイヴァーを発動する際には、必ずフォーメーションも一段階変更されるので、注意が必要だ。
セイヴァーの発動中は、ポッドはもちろん、自機本体からもショットを発射することはできない。ビームセイヴァーは強力だが、リーチが短く、攻撃範囲が狭いという欠点もある。状況に応じてショットとセイヴァーとを使い分ける必要があり、これが「Star Shooter Maximum 2010」攻略のポイントのひとつになっている。
アプリケーションメニューで「初心者の盾を使用」をONにすると、オートガード機能を使用できるようになる。ゲームは基本的にエンドレスだが、初心者の盾を使用した場合は、4回目のボス戦勝利後にエンディングの演出が挿入される。エンディング画面では「最終獲得得点」「最終経過時間」「最終盾発動回数」なども表示される。初心者でなくとも、一度は「初心者の盾を使用」でプレイしてみるとよい。
ザコ敵を次々と破壊し、BOSSゲージが満タンになると、いよいよ巨大ボスとの決戦
「初心者の盾」使用時に敵弾が着弾すると、自機の周囲に張られた防壁でダメージが防がれると同時に盾の性質が変化し、自機の周囲に盾の緑色の円がゆっくりと広がる。そして、一定の大きさになったところで急速に縮小する。この間、盾の緑色の有効範囲に入った敵機と敵弾はダメージを受けて消滅する。
盾の使用回数に制限はないが、消滅後の一定時間(3カウント)、盾は使用できなくなる。この間は敵弾に当たらないよう、必死に避けなければならない。盾によって防御できるのは敵の弾のみ。敵本体との衝突には効果がない。初心者の盾を使用したときは、「ハイスコア」と「勲章獲得数」は記録されない。
敵の出現パターンに規則性がないという性質上、ボスの出現条件も独特だ。ボスが出現するタイミングは、画面左下の「BOSSゲージ」で決定される。BOSSゲージはザコ敵を倒すことでたまり、ゲージが一杯になると巨大なボスが登場する。ボスの登場後は一転して、ボスのHPを示すゲージとなり、0にすると撃破となる。見事ボスを倒すと、「勲章」を一つ獲得でき、さらに難易度の高いゲームへと移行する。