表示エリアにアクティブタイトルバーを利用する時計ソフト。現在日時のほか、CPU/メモリ使用率なども表示できる。「窓枠時計」は、アクティブウィンドウのタイトルバーに現在日時をはじめとした、さまざまな情報を表示する高機能時計ソフト。CPU/メモリ使用率のほかにも、過去や未来のオフセット日時、世界時計などを表示することが可能。アラーム機能やカウントダウン/アップ機能もある。表示させる項目や形式は、ユーザの好みに応じて自由にカスタマイズできるようになっている。
日時は、アクティブウィンドウ(最前面にある操作対象のウィンドウ)のタイトルバーに、ウィンドウタイトルに続く形で表示される(初期状態)。ユーザがアクティブウィンドウを切り替えると、非アクティブになったウィンドウのタイトルバーは自動的に元の表示へと戻り、新たなアクティブウィンドウに日時が表示される仕組み。タイトル表示が長いような場合は、設定によりタイトルバーに本来のタイトルを表示せず、「窓枠時計」による日時だけを表示させることも可能だ。
メイン画面内に複数のサブウィンドウが含まれるMDI形式のアプリケーションの場合は、選択されているサブウィンドウのタイトルバーを表示位置にすることも可能。標準のタイトルバーを使用せず、独自にタイトルバーを描画するアプリケーションや、タイトルバーそのものを持たないアプリケーションに対しては、「窓枠時計」自身がタイトルバーを描画する「独自描画」機能が用意されている。
そのほかにも、
- アクティブウィンドウに追従せずに、特定のウィンドウに表示位置を固定する「固定表示」
- アクティブウィンドウがあらかじめ指定したウィンドウの場合、特定の形式で表示する「ウィンドウ個別設定」
- 指定したウィンドウ以外がアクティブの場合には時計を表示しない「ウィンドウ除外」
など、表示対象ウィンドウや表示形式は、さまざまな種類から選択・指定することが可能だ。表示項目のカスタマイズ性も高い。日付/時刻の表示は、例えば「YYYY/MM/DD HH:MM:SS」などの書式を使って、自由にカスタマイズすることが可能。年は西暦のほか、元号も使用できる。時刻は12時間制か24時間制かを選択することが可能。タイトルバー表示の更新間隔は、初期状態では0.5秒に設定され(0.1〜65秒の間で設定できる)、秒まで表示させてもスムーズだ。
タイムゾーンを指定した世界時計機能もある。さらに、現在時刻に対して一定のオフセットを指定したオフセット表示機能、日時を指定してのカウントダウン/アップ機能も備える。例えば「オリンピック開幕まであと×日」といった表示も行える。指定した日時にアラーム音を再生したり、特定URLを表示したり、テキストを表示したりできるアラーム機能も搭載する。
表示項目は「プラグイン」として追加することが可能。サウンドプレイヤーで再生中の曲タイトルなどの情報を表示させることもできる。