世界ではじめてトリプルエンジン、トリプルアドオンを実現したWebブラウザ。インタフェースには、シンプルで使いやすい「ORION」が追加された。「Lunascape 6」は、軽快に動作し、快適なWeb閲覧を可能にする高機能ブラウザ「Lunascape」シリーズの新バージョン。Firefoxなどで採用されているレンダリングエンジン「Gecko」用のアドオン(プラグイン)に対応し、前バージョン「5」で対応済みの「Trident(IE)」アドオン、「Lunascape」アドオン(プラグイン)と合わせ、“トリプルアドオン環境”を実現した。新デザインスキン「ORION」では使いやすさが追求され、操作ボタンがシンプルなものになった。
大きな特徴のひとつが、3種類のレンダリングエンジン「Trident」「Gecko」「WebKit」に対応していること(前バージョン「5」から)。いずれかを通常使用のエンジンとして指定できるのはもちろん、Webページの閲覧中にエンジンを切り替えることも可能。閲覧対象のWebページごとにエンジンを指定することもできる。さらに、今回のバージョンアップでは「Gecko」用のアドオンにも対応。数千種類に及ぶFirefox用アドオンを利用できるようになった(一部、利用できないアドオンもある)。Firefoxにインストール済みのアドオンをそのまま引き継ぐ機能もあり、あらためて「Lunascape」にインストールし直す必要はない。
サイドバーを利用する「Gecko」アドオンは、ブラウザから切り離して自由にフローティングさせることが可能。「複数のサイドバーアドオンを同時に利用する」といった使い方もできる。起動時間やJavaScriptなどの動作も高速化された。
ページを分割表示する「カスケード表示」モードも強化された。カスケード表示の状態からタブ操作が可能になったほか、サブメニューバーへのアイコンの追加や、ワンタッチでの通常モードへの復帰などにより、使い勝手がさらに向上した。
そのほかにも、
- 【Alt】キーによるメニューの表示/非表示の切り替え
- アドレスバーへのフォーカスでIMEを半角モードに変更
- 「Gecko」「WebKit」でのページキャプチャ
などが可能になった。