自由度の高い冒険を楽しめるミッションクリア型のファンタジーRPG。主人公は6人のキャラクタから選択できる。魔神を巡る戦いに巻き込まれる主人公
「魔界王伝」は、多種多様なクエストをクリアしてゆく、フリーシナリオ形式のRPG。ゲームの舞台は、魔術や魔物が存在する魔界。世界を生み出した伝説の魔神が復活するといわれ、その兆候が各地で起きはじめていた。6人の主人公キャラクタはそれぞれの目的を持って魔界を旅し、やがて魔神を巡る戦いに巻き込まれてゆく。
プレイヤーは、6人の中から主人公を選び、さまざまなクエストをこなしてゆく。どのキャラクタを選択した場合でも、オープニングは薄暗いダンジョンの中。その後、魔界の帝国の帝都にある酒場を拠点に、仕事依頼(クエスト)を請け負うことで、物語が進んでゆく。主人公として選べるのは「ジウノンテ」「シバンテ」「シュルツ」「ヤミンシー」「ギザカーナ」「エノミス」。
「ジウノンテ」は「魔人族」の青年で、自らの腕のみを頼りに生きる傭兵。オールラウンドタイプのキャラクタで、弱点は少ない。特に攻撃力が高く、強力な技を習得できる、すべてに優れた万能の戦士だ。得意武器は剣と大剣。
「シバンテ」は、生まれながらに高い能力を持つ「飛行魔族」の男性。最速の俊敏性を誇る。物理攻撃力、術攻撃力がともに高く、突破力に優れる。ただし耐久力が低く、持続力も乏しい。得意武器は剣と大剣。
「シュルツ」は、死神への復讐に燃える「霊体」の男。かつては気鋭の術士だったが、死神に自身の肉体と恋人を奪われる。強力な魔力と精神力を持ち、多彩かつ高ダメージの攻撃術を操る。得意武器は槍。
「ヤミンシー」は、魔人によって作られた二足歩行の「魔導機兵」。強固な装甲と高い耐久力を持ち、力も強いが、俊敏性と魔力に欠ける。銃の扱いに長け、他の種族では装備できない専用武装がある。得意武器は銃と重火器。
「ギザカーナ」は、自由奔放な「悪魔族」の娘。勇者と呼ばれた悪魔を父に持つが、現在は気の合う仲間とあてのない生活を送っている。高い俊敏性から術攻撃を得意とし、臨機応変に戦える柔軟性を持つ。得意武器は弓と小剣。
「エノミス」は「水棲魔族」で、海神に仕える神官の女性。海神の暴走による事故で、帝都に流れ着く。魔力に優れ、術による攻撃や回復が得意。耐久力が高く、持久戦に強い。得意武器は弓と小剣。
パーティは最大4人で構成することが可能。主人公として選択しなかったキャラクタや、サブキャラクタの中からパーティメンバーを選べる。序盤からさまざまな場所へ行くことができ、情報を集めることで探索可能な場所が増えてゆく。主人公は危険な仕事を請け負う傭兵となり、数々のクエストをこなしながら成長する。
すべては街の酒場から。酒場を拠点に依頼を請け負いまくれ!
仕事の依頼は、酒場の掲示板に書かれているものから選択して請け負う。重要な「本部依頼」を達成するとストーリーが展開し、未解決の依頼も含めて掲示内容が更新される。依頼は、かけ持ちすることも可能。依頼を達成するともらえる報酬金で、武器や防具を揃えることができる。
パーティキャラクタは、主人公に選べる主要キャラクタ6人に、サブキャラクタ18人を加えた総勢24人。それぞれ種族や生い立ちが異なり、能力値や戦闘での相性に差があるため、さまざまな特徴を持つパーティを編成できるようになっている。攻撃型と補助型をバランスよく配置するもよし、前衛の攻撃重視タイプだけで揃えるのもよし。ただし、24人全員の中から選べるわけではない。主人公によっては物語に登場しないキャラクタもいる。
戦闘はシンボルエンカウント方式。移動マップ上に配置された敵シンボルにエンカウントすると、戦闘がはじまる。戦闘では、まず「戦闘」か「逃走」かを選ぶ。ボス以外のザコ敵からは、かなりの確率で逃げることができる。戦闘中のコマンドは、物理攻撃の「攻撃」と、魔力を使用して発動させるスキル攻撃の「技・術」の2種類。「袋」を持っているキャラクタにはコマンドに「道具」が追加され、戦闘中にアイテムを使えるようになる。
ダンジョン内には、耐久力や状態異常を回復できる消費アイテムや武器、防具などが入った宝箱が設置されている。消費アイテムは敵に勝った場合も大量に手に入る。節約することなく、どんどん使おう。