生きるために人間を殺す悪魔の青年と、悪魔に家族を殺された人間の青年。二人の青年の運命が描かれた物語。「ルシファー」という同じ名を持つ二人の青年が相見えるとき、命をかけた戦いがはじまる
「Fate - 生命の螺旋 -」は、人間と悪魔とが存在する世界を舞台にしたファンタジーRPG。この世界で悪魔は、人間の魂を糧に生きていた。それに対して人間は、悪魔を殺すための組織「ラファエルの使徒」を結成し、抵抗していた。悪魔と人間の戦いは長年に及び、多くの命が散っていった。
ゲームには、同じ「ルシファー」という名の二人の青年が登場する。ひとりめの「ルシファー」は、人間界「ユグドラシル」で暮らす青年。幼いころ、両親と幼なじみの少女「ミア」を悪魔に殺されるという過去を背負っていた。悪魔を滅ぼすための存在「エインヘリャル」であり、ラファエルの使徒として相棒の少女「シャミエル」とともに、家族とミアの命を奪った悪魔を探していた。
もうひとりの「ルシファー」は、魔界「アースガルズ」に住む悪魔。幼いころから人一倍人間の魂を欲していたが、大人になって、人間の魂を狩る「執行者」としての命を受ける。ユグドラシルに降り立つと、悪魔と契約する「ファミリア」の「フィ」とともに、人間の魂を狩る日々を過ごしていた。「Fate - 生命の螺旋 -」では、悪魔のルシファーの視点を中心に、二人の数奇な運命が綴られる。
敵との間合いを重視した、アグレッシブなバトルシステム
ゲームの基本的な操作は、カーソルキーで移動、【Shift】キーでダッシュ、【A】/【Enter】キーで決定、【B】/【Esc】キーでキャンセルというもの。【Esc】キーでは、パーティキャラのステータスを見たり、セーブしたりすることも可能。セーブはゲーム中、いつでも行える。
戦闘はシンボルエンカウント方式。敵と接触すると戦闘がはじまり、行動回数と「戦う」「上に移動」「下に移動」「左に移動」「右に移動」「逃げる」のコマンドが表示される。攻撃をする前に行動回数の分だけ移動して、敵に近づいたり、離れたりすることが可能。戦いでは敵との“間合い”が重要。敵から離れるほど、敵から受けるダメージは小さくなるが、相手に与えるダメージも小さくなる。ガンガン攻め込みたいときは、できるだけ間合いを詰めて戦おう。
戦いに必要な武器や防具、アイテムなどは、最初の街「ウェストガルズ」の「なんでも屋」で購入できる。序盤は、最初から持っている武器で十分に戦うことができるため、まずは防具を揃えるのが先決。体力を回復する「ポーション」やステータス異常を回復する「アンチドーテ」は非常に安価で、数を揃えておきたい。
武器には射程があり、近距離、中距離、遠距離の3種類の武器が存在する。近距離武器は攻撃力が高いが、敵との間合いが1マス以上離れると、ダメージが半分以下になり、3マス以上離れるとノーダメージになる。中距離武器は距離によるダメージ減少が少なく、敵との間合いが6マス以上離れた場合にノーダメージになる。遠距離武器も距離によるダメージ減少は少なく、12マス以上離れなければノーダメージになることはない。
悪魔のルシファーには、体力のほかに「LIFE」が設定されている。LIFEはお腹が空いてくると減少し、人間の魂を食べることで回復する。魂には「赤」「黄」「青」「緑」「黒」の5種類がある。赤を食べると攻撃力が、黄は防御力、青は精神力、緑は敏捷性、黒は耐久力が上昇する。魂を食べると魔法を体得できるという効果もある。