“定番”のカードゲーム「大富豪」を拡張した、スピーディでエキサイティングな“マジカルトランプゲーム”。3人のかわいい女の子を相手に、エンドレスで「大富豪」を楽しめる
「まじかるとらんぷ 〜大富豪〜」は、その名の通り「大富豪」に、各地で使われているローカルルール(まじかるルール)が追加されたカードゲーム。ローカルルールは、メジャーなものから超マイナーなものまで、さまざまなものが採用されている。ルールブックなどは用意されておらず、「ローカルルールを発見する楽しみ」も味わえる。一般的な「大富豪」「大貧民」よりも勝負がつくのが早く、順位の入れ替わりも激しい。1プレイヤー専用。
ゲームの対戦相手は「ことひな」「リリ」「アヤメ」の3人の女の子。「ことひな」は童顔でかわいらしく、「リリ」はちょっとボーイッシュなしゃべり方をし、「アヤメ」はすこし気取ったお嬢様風といったキャラクタ設定。プレイヤーを含め、総勢4人で対戦する。
操作は主にマウスで行う。ただし、実際に行うのは場に出す手札の選択と、「OK」「パス」の選択だけ。プレイヤーは、場に出すカードの選択のみに神経を集中することができる。カードを1枚も選択せずに「OK」をクリックすると、実質的にパスとなる。
大富豪が有利とは限らない! ゲームを引っ繰り返す多彩なローカルルール
ゲームの基本的なルールは、一般的な「大富豪」に準じたもの。4人のプレイヤーは、上がった順番によって「大富豪」「富豪」「貧民」「大貧民」の階級が与えられる。ゲーム開始前にカード交換があり、貧民は1枚、大貧民は2枚、手札の中で最も強いカードをそれぞれ富豪と大富豪に渡さなくてはならない。富豪と大富豪は、手作りにおいて不要と判断したカードをそれぞれ見合った枚数渡せばよい。手札がすべてなくなれば「上がり」。最後に出したカードやその組み合わせに制限はない。
採用されているルールは、メジャーなところでは、
- 1回目と2回目のスートが同じだったとき、流れるまで同じスートしか出せなくなる「縛り」(+100)
- 8を出すと、全員が強制的にパスとなる「8切り」(+50)
- Jを出すと、流れるまでカードの強弱が逆になる「Jバック」(+50)
- 同じ数字のカードを4枚出すと、ゲーム終了までカード強弱が逆になる「革命」(+1,000)
- 9を出すと、流れるまでプレイヤーの回り順が逆になる「9リバース」(+50)
などがある。上がりの早さを競うだけではなく、得点も意識して高得点の役を成立させよう
逆にマイナーなルールでは、
- 直前のカードと同じスートの、ひとつ弱い数字のカードを出せる「下出し」(+100)
- 7を出すと、流れるまでその7と同じスートのカードしか出せなくなる「ナナシバ」(+50)
- 4を倍の枚数出して8切りをキャンセルした上で、他のプレイヤーを強制的にパスさせる「4切り」(+300)
- 10を出すと、出した10の枚数だけ好きな手札を捨てられる「10捨て」(+50)
- Qを出すと、縛りが無効になる「Q解き」(+150)
- 同じスートで、連続した数字のカードを3枚以上出す「階段」(+150)
- 出した5の枚数だけ、他のプレイヤーの順番を飛ばせる「5飛び」(+50)
などが採用されている。それぞれのローカルルールには括弧内に示した点数が付けられ、ルールを成立させることで自分の得点となる仕組み。もちろん与えられた階級による得点もある。「まじかるとらんぷ 〜大富豪〜」には、終わりの概念がない。ゲームを終了しても、それまでの成績などがオートセーブされ、次回はその続きからの開始となる。他のメンバーと1回戦からの累積した得点を競うのも、ゲームの目的のひとつとなっている。