顔文字や定型文、クリップボード履歴などを、作業中のウィンドウに簡単に貼り付けられる入力支援ソフト。「FaceStick」は、高いカスタマイズ性と多彩な周辺機能を備えたテキスト入力支援ソフト。あらかじめ多数の顔文字や季節の挨拶、飾り罫などが収録され、すぐに利用することが可能。顔文字などのアイテムはユーザが追加・編集することもできる。Webブラウザやエディタなどを操作できる「オプションパッド」やマクロ機能、入力補完機能なども搭載する。
メイン画面は“スティック”状のバー。6個のメニューボタンが並び、メニューボタンから顔文字や定型文といったアイテムを選択して、他のアプリケーションなどに貼り付けられる仕組み。メニューボタンとして用意されているのは「履歴」「顔1」「顔2」「2ch」「定型文」「URL」(初期状態)。
「顔1」「顔2」には、「驚き」「つっこみ」「やれやれ」などで分類された顔文字を900種類以上、「2ch」には「2ちゃんねる」でよく使われるような顔文字を約200種類収録。「定型文」には、季節の挨拶や署名、記号、飾り罫、Excel用の関数などが約600種類収録され、計1,600以上のアイテムを利用できるようになっている。アイテムには顔文字や定型文といったテキストのほかに、マクロ、ショートカット、インターネットショートカットなどを登録することが可能。「履歴」ではクリップボードの履歴を利用できる。
「履歴」以外のメニューの内容は、ユーザが自由にカスタマイズすることが可能。新規アイテムの追加や既存アイテムの編集をはじめ、メニューの構成やメニューボタンの名前を変更することもできる。フォルダは階層管理することが可能で、階層の深さに制限はない。定義はテキストファイルに保存され、付属の「MenuEditor」や外部のテキストエディタで追加・編集を行える。
メイン画面のほかに、必要に応じて呼び出せる「オプションパッド」も搭載する。カーソルキー操作やファンクションキー操作、数値入力やWebブラウザやエディタの操作、クリップボードのファイル化などを行えるパッドが、機能別に用意されている。
そのほか、半角⇔全角、大文字⇔小文字、ひらがな⇔カタカナなどのテキスト変換・整形機能、テキストの一部を入力すると候補から残りを入力してくれる入力補完機能、PPA言語を利用したマクロ機能などを備えている。