対応OSの公式サポート期間中は常に最新版を使える「アップデータ無料配布方式」が採用された携帯電話メモリ編集ソフト。新機種や新機能にもすぐに対応できる。「携快電話ZERO ダウンロード版」は、豊富な機能を備えた“定番”携帯電話メモリ編集ソフト。携帯電話のメモリに記録されたアドレス帳、着信メロディ、ブックマーク、メール、待ち受け画像など、さまざまなデータをパソコンに読み出して編集できる。新バージョン「18」では、GoogleカレンダーやOutlookのスケジュールとのシンクロに対応したほか、2ステップの簡単転送機能を搭載し、データの移行を簡単に行えるようになった。ユーザインタフェースも一新され、より直感的に操作できるようになっている。
新バージョンで追加された機能のひとつが、GoogleカレンダーやOutlookのスケジュール帳と、携帯電話のスケジュール帳とのシンクロ機能。従来もOutlookのスケジュールを携帯のスケジュールに転送はできたが、新バージョンではGoogleカレンダーにも対応した。対象となるカレンダーを選択して、「シンクロ」ボタンをクリックするだけで、パソコンと携帯との間でスケジュールデータを同期できる。
音楽、動画、画像をわずか2ステップで携帯電話に転送できる「携快ポケット転送ツール」も新バージョンで追加された機能。デスクトップなどからファイルをドラッグ&ドロップするだけで、当該ファイルが登録される。あとはツールバーの「転送」ボタンを選択すれば、データが携帯に転送される仕組み。画像サイズやファイル形式などは、使用する携帯に合わせて、ワンタッチで変換することが可能だ。「携快ポケット転送ツール」内では、ファイルが携帯に転送済みであるか、未転送であるかなどの情報が管理され、「現在、どのデータが携帯電話内にあるのか」をすぐに確認できる。
ファイルのドラッグ&ドロップは、デスクトップ上に表示される「携快ポケット」アイコンに対して行ってもよい。「携快ポケット転送ツール」が起動していない状態でも、すばやくデータを登録することが可能。さらに、デスクトップ上の任意の範囲を切り取って保存できるキャプチャ機能もあり、ブラウザで表示中の画像をいったん保存することなく、「そのままキャプチャして、携帯に転送する」ことも可能だ。
音楽ファイルは、WAV/MP3といった楽曲のファイルだけでなく、iTunesのプレイリストを指定して、リストに含まれる曲を読み込むことが可能。CDや既存の音声ファイルから一部を切り出して着ボイスにする「着信ボイス作成」機能もある。
新バージョンでは、ユーザインタフェースも一新され、より直観的な操作・編集が可能になった。編集画面は、上部にメモリ内容の一覧がExcel風の表形式で表示され、下部には選択した行の詳細が表示される。情報の入力は、画面下部の詳細編集エリアで行えるほか、上部の表形式部分をクリックして、セルの内容を直接編集することもできる。Excelの操作に慣れた人には使いやすい。
前回のバージョンアップ後に登場した携帯電話機種はもちろん、新バージョンで対応済み。新バージョンでは、(これまでの一般的な携帯電話に加えて)Windows Mobileを搭載したスマートフォンもサポート対象に追加された。