リストで選択した文字列を、カーソル位置へすばやく貼り付けられるクリップボード拡張ソフト。「文字入力支援君」は、クリップボードに転送された文字列をリストに自動登録し、(ユーザの選択した文字列を)カーソル位置に貼り付けられるソフト。クリップボードに転送された文字列のほか、あらかじめ登録しておいた文字列を、リストから選択して貼り付けることもできる。貼り付け後に【Home】/【End】などのキーコードの入力を自動的に行い、カーソルの位置を変更することも可能だ。
動作モードは「クリップボード(監視)」「登録文字」の2種類。コンパクトなメイン画面でいずれかを選択して利用する。「クリップボード(監視)」は、クリップボードに転送された文字列をリストに自動登録してくれるモード。クリップボードの内容が更新されるたびに文字列が追加登録され、登録された文字列をクリックすると、指定したカーソル位置に文字列が貼り付けられる。リスト上のコンテキスト(右クリック)メニューで、選択した文字列の削除や編集を行える。
「登録文字」では、あらかじめ「登録語(文字列)」とその「見出し語」を登録する。リストには登録語ではなく、登録した見出し語が表示され、見出し語をクリックすると、指定したカーソル位置に登録語が貼り付けられる仕組み。文字列には、メールアドレスや複数行にわたる長文なども登録できる。登録した文字列は独自形式(*.ptxt)で保存できる。「顔文字」「時候の挨拶」などの名前を付けてファイルに保存しておけば、用途に合わせて切り替えて利用できる。
「登録文字」モードでは、文字列を貼り付けたあとのカーソル位置を制御することも可能。貼り付け後の動作としては、
- 行の先頭へカーソル移動する(【Home】キーの入力)
- 行の行末へカーソル移動する(【End】キーの入力)
- カーソル位置を移動する(カーソルキーと移動桁量の入力)
から選択することが可能。カーソル位置の移動では、例えば「L4U2(左へ4文字分、上に2文字分移動)」のように指定する。文字列の貼り付け先の指定は、メイン画面左上に表示されている矢印アイコンを対象位置にドラッグ&ドロップすればよい。矢印アイコンを右クリックしながらドラッグ&ドロップすると、貼り付け先となる画面を常に最前面に表示するようにできる。