走行する道路の条件や走行距離から、所要時間や燃料費を試算できるドライブプラン作成ソフト。食事代や宿泊代なども入力でき、旅全体の予算検討にも役立つ。「ドライブ計画」は、国内の“ドライブ計画書”を作成できるシミュレーションソフト。表計算ソフト風のメイン画面に、立ち寄り地(「ドライブ計画」では「中継地」と呼ばれる)や区間ごとの距離、利用する道路の種類(国道や高速道など)を入力することで、累計の移動距離やガソリン代、各地の到着予想時刻、予算合計などを算出してくれる。
入力は1日分を一画面をとし、1日あたり30件までの中継地(または目的地)を登録することが可能。旅行が数日にわたる場合は「次の日」ボタンをクリックすることで、翌日のデータを追加できるようになっている。実際に計画書を作成する際は、まず「旅行の表題」「出発地」「出発時刻」「日付」を決定し、次に中継地(目的地)ごとの「移動(手段)」「地名」「道路条件」「道路名称」「距離」「道路料金等」を入力してゆく。
- 移動:車のほか、電車やフェリーなどの移動手段も選択することが可能。休憩や見物など、「移動ではないが、時間を要する行動」も登録できる
- 地名:中継地や目的地の名前を入力する
- 道路条件:「高速」「国道」「市街」「山道」の4パターンから選択できる。パターンごとに巡航速度が設定され、所要時間や燃料使用量の計算に使われる
- 道路名称:自動車道の名前や国道の番号など、走行ルートがわかるような名前を入力する
- 距離:地図などを参考に、中継地(目的地)までの区間距離を入力する
- 道路料金等:中継地(目的地)までにかかる費用を入力する(合計額のみ)
これらのデータを入力すると、「距離累計」「所要時間」「(到着)時刻」が算出される仕組み。1日あたりの走行距離をチェックしたり、到着時刻に合わせて休憩時間を調整したりするための目安にできる。食事代、土産物代、宿泊費やそのほかの費用を予算として追加することも可能。さらに、燃料単価や燃費、道路条件(高速/国道/市街/山道)での巡航速度を設定しておくことで、より正確なガソリン代や使用量、走行距離を算出できる。宿泊場所の名称と電話番号も1日ごとに登録することが可能。作成したデータをプリントしておけば、旅に携行する予定表として使える。
データは、メイン画面の表に入力する以外にも、HONDAの提供するドライブ情報サービス「internavi Premium Club」のドライブプランニングデータを利用することも可能だ。