作業に要した時間を報告するのに便利なソフト。作業ごとの累積時間を計測し、レポートとして出力できる。「wt - 作業時間計測ツール」は、並行して行っている複数作業の作業時間を、簡単に記録し、出力できるソフト。自分の手がけている作業の累計時間を作業別に記録しておくことで、業務内容の分析を行ったり、業務管理に役立てたりできる。使い方は簡単で、作業の開始時と終了時にメイン画面を呼び出して、時刻を記録するだけでよい。起動するとタスクトレイに常駐し、トレイアイコンのクリックですばやくメイン画面を呼び出せる。
登録・管理できる項目は「タイトル」「グループ」「サブグループ」「開始日付」「完了日付」「追加時間」「完了」「メモ」。このうちタイトルだけを登録すれば、新規作業を記録できるようになる。登録された作業は、グループごとにメイン画面上にリスト表示される仕組み。グループ表示の切り替えは、画面左端のタブで行える。
作業時間の記録を開始または停止するには、各作業タイトルの左にある「開始・停止」ボタンを押す。作業を切り替える場合は、これから行う作業の「開始・停止」ボタンを押せばよい。それまで行っていた作業の記録が自動的に一時停止され、新たな作業の時間が記録されるようになる(同時に複数の作業時間を記録することはできない)。記録を開始すると、メイン画面は自動的に非表示になり、作業の妨げにならない(設定により、メイン画面を表示したままにすることも可能)。
メイン画面下部には5個の「クイックボタン」が用意され、電話対応やメール対応など、飛び込みで発生して、頻繁に行う可能性のある作業の計測をすばやく行えるようになっている。クイックボタンのタイトルの設定や時間の調整も、もちろん行える。
計測された作業の累計時間は「累計時間レポート」として、タブ区切り形式のテキストファイルに出力できる(拡張子はXLSとなる)。作業の開始・停止時刻そのものをログとして記録する機能もある。