付箋のような感覚で、デスクトップにテキストやファイル、フォルダをメモのように貼り付けられるソフト。付箋を8個のグループで管理し、グループ別に一覧で確認できる。「付箋帳」は、色分けでグループ化した付箋を使い、効率的に情報を管理できる付箋紙ソフト。グループまたは個々の付箋単位で背景色や透明度、グラデーションを変えられるだけでなく、文字フォントやサイズ、色、装飾なども指定できる。付箋にはテキストを入力できるほか、ファイル/フォルダを添付することも可能だ。
付箋は、デスクトップ端に8グループに分かれて格納され、各グループが1ドットほどのタブとして、わずかに“のぞく”ように一列に並んで表示される。格納位置は、デスクトップの上/左/右のいずれかを指定することが可能。使い方は簡単だ。
- タブをワンクリックし、ドラッグすることで新規の付箋を作成
- タブをダブルクリックすることで、同じグループの付箋を一覧で表示
1.で引き出した付箋は、デスクトップの任意の場所に自由に動かすことが可能。2.では例えば、「仕事」「家族」「子ども」「趣味」などでグループ分けしておけば、同じ種類の用件をまとめて確認できる。付箋は「タイトル部分」と「本文」とで構成される。本文から書くと、1行目が自動的にタイトルとして表示される仕組み。もちろん、ユーザが任意のタイトルを付けることも可能だ。タイトル部には、作成された年/月/日/時/分/秒が表示され、さらに操作/状態表示用のボタンも並ぶ。操作/状態表示用ボタンでは、表示のOFFやコンパクト化、ロック/パスワード設定といった操作を行うことが可能。コンパクト化すると、タイトル部分だけが表示される。
編集機能としては、付箋の削除、複製、別グループへの移動を行えるほか、内容を複製(クリップボードへコピー)することもできる。付箋にはテキストを入力できるだけでなく、画像を貼り付けたり、ファイル/フォルダを添付したりすることも可能。添付したファイル/フォルダは、縮小版が付箋上にサムネイル表示されるようになる。ダブルクリックでファイルを開いたり、フォルダ内を表示させたりすることができ、ランチャのようにも使える。付箋にファイルを添付すると、元ファイル自体が付箋管理フォルダにコピーされ、元ファイルを移動/削除しても付箋上に保持される。付箋に添付されたファイルと元ファイルは別のものとなり、添付ファイルを編集しても元ファイルには反映されない。
各グループには、初期状態で「Group 1」から「Group 8」までの通し番号が付けられているが、グループの名称は自由に設定/変更することが可能。グループを一覧表示させると、ひとつのウィンドウに同一グループの付箋一覧が表示される。グループの付箋一覧は、個々の付箋と同様にマウスドラッグで移動させることが可能だ(ただし、付箋に入力したテキストの編集は必ず付箋を開いた状態で行う)。
そのほかにも、
- 変更をできないようにする「編集ロック」(付箋/グループ単位)
- 付箋へのパスワード設定
といった機能がある。パスワードで保護された付箋は内容がマスクされ、再度パスワードを入力しないと閲覧できない。