一度乗ったパネルには二度と乗らないようにしながらコインを集める、高難易度のパズルアクションゲーム。「森」「空」「火」「氷」から好きなステージを選んでチャレンジできる。敷きつめられたパネルの上から落ちたら即ゲームオーバーのシビアさ
「Pane Ruri」は、空中を漂うように移動する奇妙な少女を操り、さまざまな障害を回避しながらコインを集めるアクションゲーム。ゲームの内容やルールに関する説明などはなく、プレイヤーはプレイをしながら手探りで少しずつゲームの全貌を把握していかねばならない。ゲームの開始時点で与えられる情報は、操作方法が示されたシンプルな1枚の図と、「鍵、50のコイン」「クゥちゃんが動かなくなっちゃった」というメッセージのみ(どうやら、クゥちゃんとやらを動かすためにコインを50枚集めろということらしい。ゲーム画面右下に表示されるカウンタで、取得したコインの枚数がn/050と表示されることから、間違いはなさそうだ)。
ゲームの目的は「画面に表示されたパネルの上から落ちないよう、少女を上下左右に移動させながら、パネルの上に散らばったコインを集める」こと。(ライフなどはないようで)ワンミスがただちに命取りとなる。プレイには細心の注意が必要で、難易度は非常に高い。
操作はキーボードまたはゲームパッドで行う。カーソルキーで上下左右に自キャラを移動させ、【Z】キー(ボタン1)で「決定」(次の画面に移る)、【X】キー(ボタン2)で「キャンセル」となっている。
一度通ったパネルの上に再度乗ってしまってもゲームオーバー
少女をパネルから落とさないというだけでなく、一度少女が通ったパネルに再度乗せてはいけないというルールもある。少女が上を通ったパネルはひっくり返って、赤字に白の「×」が表示されたものに変化し、このパネルに少女が乗ると、パネルから落ちた場合と同様、ゲームオーバーになる。コインがあるからと迂闊に少女を移動させると、袋小路にはまってたちまちゲームオーバーとなってしまう。
プレイヤーの操作に関わらず、画面上のパネルは一定の速度で右から左に流れている。少女の移動が間に合わず、姿が画面の左側に完全に消えてしまった場合もゲームオーバー。少女の移動速度はパネルの流れる速度よりも上で、通常はその心配はないが、むしろ先の状況がわからず、危険な画面の右端に位置しないよう、画面の中央付近で上下方向に回り道させて時間を潰す必要がある。
(ゲーム開始後、しばらくはルールの把握と操作練習用のステージが続くが、その後)ステージは四つに分かれ、プレイヤーはどれでも自由に選んでチャレンジすることができる。プレイ時には、
- ノーマルモード
- ハードモード(パネルの枚数が減って、移動できるルートが激減する)
- スピードモード(全体のスピードが大幅にアップする)
- ガムの悪夢(ガム状の物体がパネル上に出現し、移動が制約される)
の4モードからプレイするモードを選べるようになっており、計16種類のコースから好きなコースを選んでチャレンジできる。趣の異なる4種類のステージの中から、まずはやりやすいものにチャレンジ!
四つのステージの一番上は「常闇の森」。このステージの特徴は、行く手を塞がんばかりにパネル上に切り株が密集していること。仕掛けとしては単純だが、それだけにやっかいなトラップでもある。空中を飛んでいる種にも要注意。もちろん切り株と種、どちらと接触してもゲームオーバーとなる。ハードモードではパネルが減らない代わりに全体が真っ暗になり、視界が自キャラの周囲だけに制約されるのもポイントだ。
上から二番目のルートにあるステージは「虹架ける雲と空と風と」。雲と虹のパネル上を移動するステージで、空を飛ぶ小型ヘリコプター風の謎の物体と竜巻が登場する。竜巻はその真横を通過すると吸い込まれてしまい、自キャラの進路が変わってしまうので注意が必要だ(ただし、進路が変わるだけでゲームオーバーにはならない)。時折、霞によって視界が遮られることがある点にも注意が必要だ。
三番目のステージは「灼熱の洞窟」。このステージでは、表面に矢印が描かれ、上に乗ると矢印の方向に運ばれてしまうパネルと、空飛ぶスパイク付きリング、前を通るとビームを発射してくる砲台などが登場する。二番目のステージと同様、熱気によって視界が遮られてしまうことがある点にも用心しよう。
四番目のステージは「氷結凍土」。このステージは、氷のパネルや動く床、吊り橋といった足場周りのトラップが多い。氷のパネル上では身体の向きは変えることができるが、移動方向を変えることはできない。ステージ上の雪だるまにも注意しよう。