ひょんなことから体が小さくなってしまった主人公が、地球乗っ取りを企むキセチュー星人と戦いを繰り広げる“ほのぼのRPG”。100分の1サイズのキャラクタが繰り広げるミニチュア宇宙戦争!?
「タオルケットをもう一度3(唐揚げタンポポ)」は、タイトルからわかる通り、RPG「タオルケットをもう一度」シリーズの一作品(ただし「2」は「3」の公開後に発表されている。現在公開されている「3」は修正・リメイク版)。物語は、天才的な科学力を誇る暴虐な宇宙生命体「キセチュー星人」が、地球の侵略を決意する場面からはじまる。キセチュー帝国の首脳メンバー「ズッケ」は、キセチュー星人たちに地球を侵略する旨を伝えるが、地球人の体の大きさは彼らの100倍だった……。
ゲーム冒頭でプレイヤーは、主人公を男の子または女の子のどちらかから選択する。男の子を選んだ場合はデフォルト名がなく、女の子の場合はデフォルト名が「こごちゃん」となる。どちらの性別を選んでも、キャラクタは無口でおとなしい性格だ。
主人公はある日、母親から妹「キミル」の世話を頼まれる。二人が物置部屋で遊んでいると、そこには見覚えのない本があった。開いてみると、なぜか本が「にゃん」と鳴き、不思議な光を発し出した。本から放たれた不思議な光は町中に広がり、二人を包み込んでしまう。気絶した主人公とキミルが目を覚ますと、二人の体は100分の1サイズに縮まっていた。
突然のことに驚く二人に、「猫足昆布」という名の猫が声をかける。猫足昆布は、体が小さくなる魔法の本(体自由変化の本)を発明した宇宙人猫だった。猫足昆布によると、本があればすぐ元に戻れるとのこと。しかし、ちょうどそこへやって来たのが、物置部屋を掃除するために掃除機を持った母親。母親を制止する間もなく、掃除機に吸い込まれてしまう主人公とキミル。吸い込まれた先には、ホコリ人間たちが暮らしているホコリ村があった。二人はホコリ村の「村長」の力を借りて、掃除機からの脱出を試みる。一方のキセチュー星人も「体自由変化の本」を手に入れようと画策する……。
テンポのよいシンボルエンカウントバトルが魅力
バトルはシンボルエンカウント方式を採用。戦闘システムにはオート機能があり、バトルが面倒な場合はオート機能を活用してもよい。攻撃は通常の攻撃に加え、「特殊技能」や「かくとう」などがある。これらのスキルは、戦闘をこなしてゆくうちに覚えられるものや、勝利時に獲得できるアイテムを使用することで覚えられるものなど、さまざま。アイテムを使用する場合は、各プレイキャラクタの特徴を見極めた上でスキルを覚えさせたい。
「お助けキャラ」というシステムも用意されている。ストーリーを進めてゆく中で、一度でも仲間にしたキャラクタをお助けキャラとして戦闘に参加させることができるもの。お助けキャラは「お助け部屋」の中にいるので、必要なときは声をかけて戦闘に参加させる。
メニュー画面には「心の中」という項目もある。「心の中」は、プレイヤーが体験した出来事などが道具や人間として現れる不思議な空間。「心の中」にいるキャラクタに話しかけることで、思い出を見ることができ、それによってスキルを覚えたり、ショートエピソードを見たりすることができる。「心の中」では「魔法」を購入することも可能。売られている魔法は、ゲームが進むにつれてドンドンと強力になってゆく。